グランド・ルー・アーティスト集団

ハイチの多くのアーティストがペティオンヴィルの高級ギャラリーで作品を展示する一方で、コレクティブ「Ateliers des Grands Rue」は、グランド・ルー通りにある機械工房や車体修理工場の間に、驚くべき彫刻やインスタレーションを創り出しています。サイバーパンクな雰囲気漂うカリブ海のジャンクヤードで、廃金属や拾い物を再利用し、ヴードゥー(呪術)にインスパイアされた作品で精神性・性・政治といったテーマをハイチの日常生活に深く根ざした形で探求しています。
代表アーティストと作品
創設者でシニアアーティストのアンドレ・ユージーンは、木材・プラスチック・自動車部品を組み合わせ、lwa(ヴードゥーの精霊)を鮮やかに表現した精巧な作品を制作しています。彼の彫刻には人形の頭部や人間の頭蓋骨、そしてユーモラスで男性的なギデ(Gédé)像が登場します。一方、正式な彫刻教育を受けたジャン・エラール・セレウルは、ねじれた木材や車体シャーシ、ハブキャップ、古い靴、釘などを組み合わせた、実物大の巨大インスタレーションを手掛けています。
地域との関わり
現地の子どもたちは、提携する「Ti Moun Rezistans」組織を通じて制作活動に参加し、次世代のクリエイター育成に貢献しています。
拠点の位置と特徴
この活気あふれる創作拠点は、メインロードからすぐのシネ・リドのすぐ近くにあります。車部品で作られた背の高いギデ像は、バネ仕掛けの特徴的な構造が入口を示すシンボルとなっています。また、アンドレ・ユージーンのハウスミュージアムは像に囲まれ、入口上部には『E Pluribus Unum(多くから一つへ)』というモットーが掲げられています。




