ハロウィンに現れるサンタフェの不気味なスポット
サンタフェで体感する恐怖と歴史
実在する出来事や伝承が映画のように語られるサンタフェ。アメリカ最古の州都として、古い建物からは今もなお幽霊の囁きが聞こえてくるといわれています。ハロウィンの夜、セルフガイドで伝説の場所を巡り、過去の残像に触れる冒険に出かけませんか?忘れられない体験が待っています。
ラ・ロロナ(泣く女)
サンタフェの子どもたちが知っている恐怖の民話「ラ・ロロナ」。兵士と恋に落ち子どもを産んだ女性が、怒りと絶望の中で子どもたちを溺れさせ、やがて自らも川に身を投げたという話です。今でも川辺で彼女のすすり泣きが聞こえると伝えられ、星空の下で探すだけで背筋が凍ります。
アドリアナ・ラマールが1933年メキシコ映画『ラ・ロロナ』で「ラ・マリンチェ」役を演じた姿(写真提供: Wikipedia)
政府庁舎の幽霊廊下
米国で最も長く使用され続けている公共建築、パレス・オブ・ザ・ガバナーズは、1680年のプエブロ反乱の激戦の舞台でもあります。夜になると倒れたスペイン兵の叫びが聞こえると噂され、1960年に国定歴史建造物、1999年にアメリカの宝に指定されました。昼間は歴史好きには必見です。
隣接するPERAビルは、かつて貧者墓地の上に建てられ、地下室で不安な気配が漂うと言われています。さらにルート14号線沿いのターコイズ・トレイルでは、1950年代に建てられたニューメキシコ州刑務所が、1980年の有名な暴動の舞台となり、現在は映画撮影所として使用されています。その暗い過去は俳優たちの悪夢にも残ります。
ニューメキシコ州刑務所旧メイン棟の外観。薄暗い雰囲気が漂う。
古代アドビの幽霊話
サンタフェは全米最古の住宅を誇ります。その家では、魔女とされた二人姉妹が住民に首をはねられ、デ・バルガス通りで首だけが転がるという怪談が語り継がれています。さらに、1865年創設の聖ヴィンセント病院と隣接の孤児院では、泣き声が聞こえる赤ん坊や、照明がちらつく、地下の壁から血がにじむといった話が絶えません。一方で、パレス・アベニューで行われたスタッフのベッドレースは楽しい思い出として語られています。
幽霊が宿るホテル
プラザに面したラ・フォンダ(旧エクスチェンジ・ホテル)は、西部の伝説と暗い出来事の舞台でした。井戸のある中庭(ラ・プラズエラ)では、全財産を失い自殺したギャンブラーの魂がさまようと言われます。1867年には、リンカーン郡戦争の最中、ジョン・スラウ司法長官がウィリアム・リンソン大佐に射殺された事件も起きました。
ジュリア・スターブの永遠の存在
ラ・ポサダ・デ・サンタフェ・リゾート&スパ(旧スターブ邸)では、ジュリア・スターブの幽霊が出没すると伝えられています。商人アブラハム・スターブの妻で、七人目の子を失った悲しみから孤独と狂気に陥り、1896年に52歳で他界。スイート100(旧部屋256)では、急に冷たい空気が流れ、グラスが動き、カメラが故障するといった目撃情報が多数あります。アンソルブド・ミステリーズでも取り上げられ、勇敢な心霊探検家を待ち受けています。
スターブハウス・バーでも説明のつかない現象が起き、彼女の部屋は廊下より10度ほど低温を保っています。
サンタフェの神秘に挑む
歴史と伝説、文化が交錯するサンタフェは、スリルを求める旅行者に最適です。Historic Walks of Santa Feが提供するゴーストウォーカー・ツアー(火・金・土 17:45 開始)に参加すれば、プロの解説付きで各スポットを巡れます。超自然的な物語で「City Different」体験を充実させ、19世紀のエチケットでジュリア・スターブに敬意を表してみてはいかがでしょうか。




