ラテンアメリカ&カリブ海の旅人別カーニバルガイド
世界中で数え切れないほどのパレードが開催されるカーニバル。音楽・歴史・食・パレード・ビーチ、好きな要素に合わせて選べるので、旅行者にとっては無限の楽しみがあります。
ラテンアメリカとカリブ海では、カーニバルシーズンがほぼ一年中続き、四旬節前に始まることが多いですが、時にはそれ以降まで延長されます。ここでは、旅行者のタイプ別におすすめのカーニバルを厳選して紹介します。

歴史好きにおすすめ:トリニダード・カーニバル
「地上最大のショー」とも称されるトリニダード・カーニバルは、アメリカ大陸でも屈指の規模と歴史を誇ります。豪華な衣装と熱狂的なパーティーだけでなく、歴史愛好家が深く味わえる文化体験が魅力です。
伝統的なキャラクターが物語を紡ぎます。貴族風の衣装で18〜19世紀フランスのプランテーション主を演じるDame Lorraine、アフリカ起源の誇張された口上を披露するMidnight Robber、パラミン出身のいたずら好きなBlue Devilなどが見られます。

歴史ファンは、Canboulayの再現を見ることができます。1834年解放後の闘争を描いたこのパフォーマンスでは、燃えるflambeauxトーチ、アフリカ太鼓、竹パーカッション、そして棒術が繰り広げられます。
音楽面では、1970年代に誕生したソカや、1930年代に開発された55ガロンのドラム缶をチューニングしたスチールパンがカーニバルのリズムを支えています。

音楽好きにおすすめ:サルバドール・カーニバル(ブラジル)
ブラジルのサルバドールは、アフリカ系リズムとブラジル・ポップが融合したaxéのサウンドで街全体が鼓動します。
大型スピーカーを積んだtrio elétricoトラックが通りを駆け巡り、国内外のトップアーティストがライブ演奏を披露します。チケットはオンラインで購入可能です。

パーティー好きにおすすめ:リオ・デ・ジャネイロ・カーニバル(ブラジル)
リオ・カーニバルは世界最大級の祭典で、サンバが彩るサンバドロームの豪華なパレードやフロート、ダンスコンテストが圧巻です。1月から2月にかけては約600のblocosと呼ばれる路上パーティーが開催され、1918年創設の歴史あるCordão da Bola Pretaは毎年100万人以上の参加者を集めます。

自然好きにおすすめ:ドミニカ・マス・ドミニク
冒険心旺盛な旅行者に最適なのが、ドミニカ・カーニバル(通称「Mas Dominik」)です。自然の楽園と呼ばれる島の365本の川や硫黄泉、山岳地帯とカーニバルが融合します。
カーニバルクイーンのフロートや伝統的キャラクター、そしてビキニで踊る「bikini mas」も見どころ。Hysteria Masでは文化と創造性、音楽が一体となり、解放時代の楽器(貝殻やヤギ皮ドラム)で奏でられるbouyonやlapo kabwitのリズムが響きます。

家族連れにおすすめ:セント・マーチン・カーニバル
オランダとフランスが共同統治するセント・マーチンでは、5月に家族向けのカーニバルが開催されます。イベントは段取りがしっかりしており、ビーチへのアクセスや「World Wonders」などテーマ性のある衣装が用意されているため、子どもから大人まで安全に楽しめます。

ビーチ好きにおすすめ:バミューダ・ヒーローズ・ウィークエンド
赤い有孔虫の殻が作り出すピンクの砂が広がるバミューダでは、6月にバミューダ・ヒーローズ・ウィークエンドが開催されます。パレードや音楽トラック、パーティー、コンサート、そして「Raft Up」なる海上でのビーチパーティーが組み合わさり、リラックスした雰囲気の中でカーニバルを満喫できます。

パレード好きにおすすめ:オルロ・カーニバル(ボリビア)
ユネスコ無形文化遺産に登録されたオルロ・カーニバルは、先住民とカトリックの伝統が融合した10日間、20時間にわたる壮大なパレードです。見どころは「Diablada」悪魔の踊りで、天使と戦う姿が描かれ、エル・ティオやパチャママ、ミカエル大天使が登場します。

食通におすすめ:アンギラ・カーニバル
アンギラには100以上のレストランがあり、シーフードの屋台からミシュラン級の高級店まで揃っています。8月に開催されるカーニバルでは、通りのフェスティバル、ボートレース、パレード、そしてグルメが楽しめます。
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