カリフォルニア・サンフアン・カピストラーノ・ミッション

カリフォルニアのミッションの中でも特に有名なのが、毎年3月19日前後に南米から戻ってくるツバメで知られる「サンフアン・カピストラーノ・ミッション」です。18世紀末から19世紀初頭にかけてローマカトリック教会が建設したこの拠点は、アドビ壁や瓦屋根、タイル張りの建物、歴史的な木造コテージが立ち並び、豊かな歴史と美しい建築が魅力です。
広大な敷地は瓦屋根、覆いアーチ、庭園、噴水、静かな中庭など見どころが満載で、パドレの住居や兵舎、墓地なども見学できます。入場料には現地ガイドがナレーションする音声ツアーが含まれ、ミッションのエピソードを楽しめます。特に、1812年の大地震で倒壊した「グレート・ストーン・チャーチ」の壮大な遺跡は必見です。

サンフアン・カピストラーノ・ミッションの歴史
カリフォルニアのミッション創設者として知られるフアン・セラ神父は、1776年11月1日にこのミッションを設立しました。白く塗り直された外観と復元された内部フレスコ画を持つ「セラ礼拝堂」は、1782年に建てられたカリフォルニア最古の現存建築で、セラ神父が唯一ミサを執り行った場所です。
ミッションが設立される以前、この地にはアチャチェメン(ジュアネーニョ)族が住んでいました。多くの住民がキリスト教に改宗し、ミッション墓地にその墓が残されています。神父たちはカトリックの聖酒用に「クリオロ」ぶどうを持ち込み、1779年に最初のブドウ畑を植え、後のカリフォルニアワイン産業の基礎を築きました。

初期の「グレート・ストーン・チャーチ」は1800年と1812年の地震で破壊され、メキシコ時代の世俗化や地元住民・元司祭・海賊による略奪が重なり、衰退しました。
現在は、先住民博物館や解説センター、風景画、宗教工芸品などの展示を通じてその遺産が保存されています。

ミッションの伝説的なツバメ
毎年3月19日頃(聖ヨセフの日)に、南米から約7,500マイルの長旅を経てツバメがミッションの壁に巣を作ります。この季節の祭りは1か月続き、1930年代から続く全米最大級の無動力パレードが開催されます。
パレードが行われる土曜日の昼間には、屋外マーケット(mercado)が開かれ、食べ物や飲み物、ライブミュージックを楽しめます。
サンフアン・カピストラーノ・ミッションへのアクセス
オルテガ・ハイウェイとカミーノ・カピストラーノの交差点に位置し、車でのアクセスが便利です。無料の公共駐車場が複数あり、特にオルテガ・ハイウェイ南側のエル・カミーノ・レアル側に広い駐車場があります。
電車をご利用の場合は、AmtrakやMetrolinkの駅(26701 Verdugo Street)から徒歩2分です。
最寄りの宿泊施設は、ミッション建築をイメージした「イン・アット・ザ・ミッション・サンフアン・カピストラーノ」(オートグラフ・コレクション)です。エル・カミーノ・レアル沿いに位置し、レストラン、スパ、プール、グレート・ストーン・チャーチ遺跡の眺望が楽しめ、2020年9月にオープンしました。
カリフォルニアの絶景ドライブとして有名なハイウェイ1を走れば、さらにロマンチックな旅が広がります。




