ドイツの隠れた宝石、リューゲン島
ドイツの隠れた宝石シリーズでは、観光客にあまり知られていない魅力的なスポットを紹介します。公共交通機関で簡単にアクセスでき、主要観光地と組み合わせても楽しめます。まずはリューゲン島です。
リューゲン島の概要
バルト海に浮かぶリューゲン島は、ドイツ北部の海岸に位置し、橋で本土とつながっています。多くの旅行者にとってまだ知られざる存在ですが、魅力は動画でご覧ください。
歴史と文化的背景
1818年、画家カスパー・デーヴィッド・フリードリヒが描いた白いチョーク崖の風景が世界的に有名になり、リューゲン島は一躍注目を浴びました。19世紀末から20世紀初頭にかけては、作家・芸術家・政治家・実業家などドイツのエリートが訪れ、1908年に建てられたビンツの壮麗なクアハウス(Kurhaus)など、豪華なリゾートが残っています。

戦後と再生
第二次世界大戦後、リューゲン島は東ドイツ(GDR)の管轄下に40年ほど置かれ、東ドイツ市民だけが訪れることができました。そのため資金不足で歴史的建造物は放置されましたが、バルト海の人気リゾート地としての地位は保たれていました。1990年のドイツ統一以降、修復事業が進み、現在ではメクレンブルク湖水地方やドレスデンのエルベ岩群、ザクセン・スイス国立公園、ヴァイマルのバウハウス遺産、ロストック、ベルリンのシュプレーヴァルトなど、東部の見落とされがちな地域が新たな観光スポットとして注目されています。統一25周年を記念した #germany25reunified キャンペーンでもリューゲン島は取り上げられました。

自然と観光スポット
白い砂浜が続くジャスムンド国立公園は、2011年にユネスコ世界遺産に登録され、絶景ハイキングが楽しめます。特に高さ120メートルの「キングスチェア」白岩は必見です。かつて東ドイツの北端だったカプリック・アルコナ(Cape Arkona)は、45メートルの双灯塔があり、ハイキングに最適です。

ビンツとプットブス
ビンツの海岸散策路は徒歩でも自転車でも快適です。島最古のリゾートで「白い街」プットブスは、復元されたヴィラ群が魅力です。その近くにある狩猟城ジャグドシュロス・グラニッツ(Jagdschloss Granitz)は、塔からバルト海を一望できる童話のような建物です。プットブスから12.5km(約2.5時間)をハイキングするか、全長200kmのサイクリングコースを利用しましょう。レンタサイクルは主要タウンで借りられます。

レールとビーチ
「ラセンダー・ローレン」(Rasender Roland)というナロウゲージの蒸気機関車は、ゴーレンからラウターバッハ・モーレまで24kmを走り、森林・田園・海岸を巡ります。

旅行のハイライトはやはりビーチです。ゴーレン北部の海岸には、ドイツ伝統のビーチチェア「ストランドコーベ」(Strandkörbe)が並び、蒸気列車の旅の後にぴったりです。






