ミエル:砂漠のオアシスと魔法の町
はじめに
メキシコ北部タマウリパス州の砂漠に、19世紀の米墨戦争で重要な拠点となったオアシスがあります。現在は「Pueblo Mágico(魔法の町)」に認定されたミエルです。250年以上の歴史を持つ石灰岩と石造りの建物が残り、辺境の町ながら多彩な文化と自然が楽しめます。
歴史的背景
ミエルの起源は1753年3月6日、フランシスコ会修道士が「無原罪の受胎教区(Parroquia de la Inmaculada Concepción)」を建設したことにさかのぼります。この教会は現在も中心広場(プラザ・フアレス)に残り、町最古の建造物として保存されています。
その後、ミエルは米国とのテキサス独立戦争の舞台となり、数々の戦闘が繰り返されました。現在でも「カサ・デ・ロス・フリホーレス・ピントス」や「カサ・デ・ラ・コルチュラ」など、当時の建物が観光スポットとして残っています。
文化と観光
ミエルの広場では、地元アーティストが手描きした75枚のカードで遊ぶ「ロテリア」が人気です。数字の代わりに絵柄が歌われ、カードごとに歌詞や日常のエピソードが付随しています。観光客はチケットを買う必要はなく、ゲームの雰囲気を体験できます。
プラザ・ヒダルゴでは、午後になると多くの家族がベンチに座り、カードの歌を聞きながらくつろいでいます。近くの見どころとしては、テキサス捕虜用の旧刑務所「カサ・デ・ロス・フリホーレス・ピントス」や、映画俳優エレアサル・ガルシア(通称チェレロ)の遺品が展示された「カサ・デ・ラ・コルチュラ」、六つのアーチと波打つコルニスが特徴の「カサ・デ・ラス・コロンナス」などがあります。
自然とアクティビティ
ミエルはアルモ川、ブラボー川、サン・フアン川の三つの川に囲まれ、すべてがダムで管理されています。釣り、カヤック、硫黄泉での入浴など、水辺のレクリエーションが充実しています。川岸にはキャンプ場があり、星空観察やハイキング、マウンテンバイク、バードウォッチングも楽しめます。
アクセス
最寄りの空港はレイノーサ空港です。空港からはバスで約2時間でミエルに到着します。




