バルディビアの魅力に心奪われて
バルディビアとは?
チリ南部の最大都市であるバルディビアは、旅行者にとってはあまり注目されません。プコンから南へ約4時間、プエルト・バラスから北へ同じ距離に位置し、クルーズの拠点としては有名ですが、観光名所はそれほど多くありません。
それがまさに魅力
観光客がほとんど足を踏み入れない場所こそが持つ自然の美しさは、人工的な装飾がなく、純粋な発見を提供してくれます。メキシコのバリャドリッドやタイのカムペーン・ペートと同様、チリのバルディビアもそんな隠れた宝石です。
歴史的な転換点
バルディビアは、地球の歴史を変えた出来事の舞台でもあります。1960年の大チリ地震(マグニチュード9.5)は、地球の自転軸をわずかにシフトさせ、1日が数ミリ秒短くなるという影響をもたらしました。
川の合流点と活気ある魚市場
街の中心部で、カレ・カレ川、バルディビア川、カウ・カウ川が合流する場所がバルディビアの象徴です。ここにある屋外の魚市場は、活気に満ちた雰囲気の中で、バルディビアの魔法が広がります。
市場の片側には、フルーツや野菜、色とりどりの根菜、卵、チーズ、地元産の海藻が並びます。向かい側では、川の魚がその特徴的な姿で展示され、魚屋がその場で内臓を取り除き、残りは川に流しています。
鳥たちが残飯をついばむ中、近くの浮き桟橋には6頭の大型アシカが悠々と日光浴。彼らが市場の主役となり、観光客のカメラを釘付けにします。
アシカとの出会い
大胆なアシカが市場の門をくぐり抜け、撮影客の群れができました。ベンダーは慣れた様子で魚のくずを投げ、アシカを誘導しながら近距離での交流を楽しませました。
川のツアーで知るバルディビアの歴史
フォーカルト・ペンデュラム(地球の自転を示す装置)の向かい側から出発する1時間の川ツアー(スペイン語ナレーション)では、街の歴史や産業が紹介されます。
バルディビアは、史上最大級の地震である1960年チリ大地震の被害を最も受けた地域です。この地震は、地球の自転軸をわずかに変え、日長がミリ秒単位で短縮されました。高さ25メートルを超える津波はチリ全土を襲い、ハワイや日本まで波及しました。
私たちが見たのは、晴れた日にカヤックやボートを楽しむ地元の人々。食事はリーズナブルで質が高く、ランチは『ラ・ウルティマ・フロンテラ』、パタタス・ブラバスや2杯で8ドルのピスコサワーは『カフェ・パレス』がオススメです。
近郊には原生林や野生動物が広がりますが、私たちはパタゴニア旅行の合間に、現代アート美術館や無料Wi‑Fi完備の居心地の良いカフェで都会的なひとときを満喫しました。
チリはどこでも効率的
バルパライソのボヘミアンな街並みからサンティアゴの賑やかな中心部まで、チリは強固な経済とインフラで支えられ、遠隔地でも秩序が保たれています。
静かな川が映すチリの日常
バルディビアでは、穏やかな川の流れがチリ人の暮らしのさりげない魅力を映し出しています。




