インドで贅沢な列車旅を体験:ゴールデンチャリオット
多様性に富むインドでは、列車旅行が特別な魅力です。文化や風景の微妙な違いを感じながら移動でき、しかもプライベートルームや世界クラスの料理、ジム、スパ、王族のようなおもてなしが付いていると、旅はさらに格別になります。
本記事で紹介するのは、インドで走る5本のマハラジャ列車のひとつ「ゴールデンチャリオット」です。
私は観光省主催のブログツアーで、15名のブロガー(6大陸から参加)と共にカarnataka州からゴアまでこの豪華列車に乗りました。地域の主要観光スポットを巡り、何度か訪れた場所でも新鮮な感動を味わうことができました。
ゴールデンチャリオットは、豪華さだけでなく「王族の贅沢」まで提供します。
ゴールデンチャリオット:概要
旅の出発前は期待と不安が入り混じっていましたが、実際に乗ってみると単なる豪華列車以上の体験が待っていました。バンガロール駅で乗車すると、レッドカーペット、インド古典音楽、生花のガーランド、軽食といった王族の歓迎式が用意されていました。
その後、南インドらしい伝統的な挨拶と共に、スイートルームの装飾、車内食堂の料理、訪問先の概要が説明され、南インドの豊かな生活様式が随所に表れました。
ゴールデンチャリオットの旅程
ゴールデンチャリオットには2つのルートがあります。
プライド・オブ・サウス(The Pride of South)
バンガロール出発、ゴアで終了。マイソール、バンディプール国立公園、チクマガルール、ハンピ、バダミなどを巡ります。
サザン・スプレンダー(The Southern Splendor)
カルナータカ州、タミル・ナードゥ州、ケララ州を横断し、チェンナイ、マハーバリプラム、ポンディシェリ、タンジャーヴール、マドゥライ、トリバンナム、アルレッピー、コーチを訪れます。
私たちは「プライド・オブ・サウス」コースを体験しました。
旅のハイライトは、ユネスコ世界遺産や古代遺跡の数々です。マイソール宮殿、ティプー・スルタンのサマー・パレス、ハッサンの12世紀ホイサレスワラ寺院、ハンピ遺跡、バダミ洞窟、8世紀のパッタダカル寺院群などを訪れました。
さらに、チクマガルールのコーヒー農園やインド最大のトラ保護区・バンディプール国立公園でサファリ体験も楽しみました。
最終日はゴアのプライベートビーチでリラックスし、仲間と乾杯して旅を締めくくりました。
豪華列車と豪華バスの融合
一部の目的地は鉄道が通っていないため、専用の豪華バスで移動しました。各地でツアーガイドが同行し、観光名所の解説を受けながらバスで巡ります。昼間は観光し、夜は再び列車に戻り次の目的地へ向かいます。
例としてハンピでは、ホスペット駅で下車後、バスでハンピバザールやヴィルーパクシャ寺院、ヴィッタラ寺院(列車名の由来となった石の戦車がある)を巡りました。
ゴールデンチャリオットの外観と車内
2013年に『アジアのリーディング・ラグジュアリー・トレイン』に選ばれたゴールデンチャリオットは、古代ホイサラ様式を取り入れた金紫色の豪華な内装が特徴です。天井から床までが南インド王宮を模したミニチュアのように仕上げられています。
各車両はチalukya、Ganga、Vijayanagara など南インド王朝の名前が付けられ、私の乗った車両は『Kadamba』と呼ばれ、北カルナータカを支配した王家をイメージした装飾が施されていました。
設備面では、Wi‑Fi、テレビ、チャンネル音楽、個別の書斎デスクが完備され、ジム・スパ・ミニビジネスセンターも利用可能です。
レストラン車はインド料理とコンチネンタル料理のメニューが用意され、シェフが要望に応じて特別料理を作る柔軟さも魅力です。
特に印象に残った点
スタッフのホスピタリティは格別でした。朝の部屋へのティーサービスや洗濯、日程の案内など、細部にわたる配慮が感じられました。
また、個室の快適さと窓から眺める絶景は言葉にしにくい感動を呼び起こします。列車という移動空間が、毎晩荷物を解く手間を省きながら、プライベートな「移動するホテル」として機能した点が特に魅力的です。
インドの豪華列車旅行は価値があるか?
インドは予算に応じて10ドル以下の旅から1万ドル以上の贅沢旅行まで実現できる国です。ゴールデンチャリオットでは、歓迎式から送迎まで、すべてが王族のように演出されました。
初日の朝、バトラーのラジがドアをノックし、カーペットの床を踏みながら旅程表を手渡してくれました。2時間後にはマイソールに到着し、レストラン車での朝食は金色の椅子と黄色い照明が演出するまるで童話のような空間でした。
インドの列車旅行はしばしば過酷と語られますが、ゴールデンチャリオットはその常識を覆す極上の体験を提供します。




