旅行費はどうやってまかなうか
2015年からバックパック一つで世界中を旅しています。そのたびに「どうやって旅行費を稼いでいるの?」という質問をよく受けます。
見た目は楽しい旅行に見えるかもしれませんが、実際は努力と計画が必要です。フルタイムの旅行ブロガーとして2年以上活動しているものの、収入が安定するまでに苦労した月が多くありました。

資金は自分で賄う
まず最初に言っておきたいのは、旅行資金は全く他人からの援助を受けていないということです。家族や友人からの金銭的支援はなく、スポンサー企業も常にいるわけではありません。たまに一時的なスポンサーは得られますが、全体を支えてくれる企業はありません。
スポンサーに関する詳しい情報は「旅行ブロガーのスポンサー獲得ガイド」をご参照ください。

最初の貯金でスタート
ブログは収益が上がるまでに時間がかかります。たとえコンテンツ制作やSEOに長けていても、最初の1年はほぼ無収入です。そこで私が実践したのは、フルタイムで旅を続けられるだけの貯金を事前に用意することでした。これにより、ブログから収益が出るまでの1〜2年を安心して過ごすことができました。
財務的な余裕があると、困難に直面しても諦めずに続けられます。最初の数年、収入がなくても乗り切れれば、やがて成功への道が開けます。
関連記事:フルタイム旅行ブロガーになるためのヒント

旅行初年度のサバイバル術
貯金を使い切る前に、以下のような方法で収入を得ながら旅を続けました。
- フリーランスの仕事:執筆案件やリモートのライティング業務を受注。Upworkや旅行系オンラインマガジン(Matador、Go Nomadなど)で案件を探すと良いでしょう。写真が得意な方は500px、Shutterstock、YouPicなどのストックフォトサイトで販売できます。
- 低予算旅行:宿泊はホスピタリティネットワークやホステル、カウチサーフィンを活用し、交通費は格安航空券やバス・電車を組み合わせて抑えました。ヨーロッパを回る際は、実質無料で宿泊できるプラットフォームを活用すると長期間の滞在が可能です。
- 有料ツアーは避ける:高額なパッケージツアーはコストパフォーマンスが悪く、自由度も低いです。自分で行程を組めば、インドの例で言えば、タイの4泊5日ツアーが20〜30千ルピーかかるのに対し、私が自力で15日間旅行したときは20千ルピー以下で済みました。Bookings.comやSkyscannerで格安フライト・ホテルを事前に予約しましょう。

旅行ブロガーとしての収益源
ブログの影響力が高まると、収益化のチャンスが増えます。現在、私のSNSフォロワーは75,000人を超え、月間アクセス数も安定しています。主な収益源は以下の通りです。
- ブランド・観光局との提携:観光局や旅行ブランドから広告料を受け取り、ウェブサイトやSNSで紹介します。これまでに欧州・オーストラリア・アジアの50以上の組織と有料キャンペーンを実施しました。
- インフルエンサー・プラットフォーム:Cooperatize、Webfluential、Copypress などに登録し、スポンサー案件を獲得。プラットフォームは無料で利用できます。
- アフィリエイト:旅行用品やカメラ機材を紹介し、Amazon、Booking.com、WorldNomads、Skyscanner などのアフィリエイトリンクで購入があれば手数料が入ります。
- ワークショップ・講演:旅行ブロガー養成講座や大学・イベントでの講演料。
- ホスピタリティ事業:2018年3月にマナリで小さなキャンプ場を開業し、宿泊料で追加収入を得ています。

黄金のヒント:お金は決して十分ではない
どれだけ稼いでも「足りない」感は拭えません。お金を追いかけ続けると、 本当にやりたいことや見たい景色を諦めがちです。私は数年のサラリーマン生活を経て、時間を浪費したくないと決意し、仕事を辞めて旅を始めました。ブログは旅費をまかなう手段となり、最新のガジェットや夜のクラブでの飲酒のためではなく、旅を続けるための資金として活用しています。
自分の優先順位を明確にし、旅を最優先にすれば、誰でも同じ道を歩めます。私が実践できたのだから、あなたにもできるはずです。




