HOME 旅行ガイド 常識的な旅行
img
    Travel >> 休暇旅行 >  >> 常識的な旅行

少額で長距離旅行を実現する方法

少額で長距離旅行を実現する方法
バルカン旅行の第一目的地、モンテネグロのウルチニへ向かう際、まずはブカレストからの航空運賃を調べました。距離は約850km(470マイル)とそれほど遠くはありませんが、往復でどれくらいの費用がかかるのか気になりました。

結果は「かなり高額」でした。片道で約500米ドル。しかも乗り継ぎが1〜2回、所要時間は10〜23時間と長く、コストも時間も無駄でした。

そこで代替案(プランB)を検討し始めました。

プランB – 代替空港

地図で周辺を見回すと、ウルチニに近い空港がいくつかあることが分かりました。そこでブカレスト‑ティヴァト(モンテネグロ)、ブカレスト‑ティラナ(アルバニア)、ブカレスト‑ドゥブロヴニク(クロアチア)への航空券を検索しましたが、最安でもティラナ行きが454米ドルで、イスタンブールで11時間の乗り継ぎが必要でした。

プランC – 往復航空券

往復航空券は片道より安くなることがあるので、上記のルートで往復運賃を調べましたが、今回はそれでも安くはなりませんでした。

プランD – バス・電車の組み合わせ

航空路が高すぎるため、バスと電車の組み合わせを検討しました。2つの候補が出てきました。

① ブカレスト‑ベオグラード間の列車に乗り、そこからモンテネグロの首都ポドゴリツァへ向かうバスまたは電車(13時間)に乗り換える。総費用は約125米ドル、所要時間は33時間でしたが、ブカレスト‑ベオグラード間の列車は2週間前に運行が中止されていました。

② ブカレストからブルガリア国境を越えてルーセへバスで向かい、そこからソフィア行きバス(約5.5時間)に乗ります。ソフィアからはニシュ(セルビア)行きのミニバス(約3時間)に乗り、さらにニシュ‑ポドゴリツァ間のミニバス(約13時間)で目的地へ。総費用は約120米ドル、理想的には約25時間で到着できるはずでしたが、各区間のバス時刻が合わず、実際は約38時間かかる見込みでした。

この段階で情報収集に行き詰まり、数日間調査を中断しました。

プランE – ラッキーな偶然

再び航空券を検索したとき、出発空港を「ブカレスト」ではなく「ベオグラード」と入力してしまいました。検索結果に、モンテネグロ航空のベオグラード‑ポドゴリツァ間のフライトがたったの75米ドルで表示されたのです。バスで13時間かかるところを、40分のフライトで済ませられ、バス代との差はたったの35米ドルでした。

さらに、ルーマニア・ティミショアラとベオグラードを結ぶ日帰りミニバスがあり、ブカレストからティミショアラへは夜行列車で約9時間、料金は35米ドルです。これらを組み合わせれば、以下のような旅程が完成します。

  • ブカレスト‑ティミショアラ間の夜行列車(9時間、35米ドル)
  • ティミショアラ‑ベオグラード間のミニバス(2.5時間、25米ドル)
  • ベオグラードでの1泊(ホステル、15米ドル)
  • ベオグラード‑ポドゴリツァ間の朝のフライト(40分、75米ドル)
  • ポドゴリツァ‑ウルチニ間のバス(1.5時間、7米ドル)

合計で約35時間、総費用は180米ドル程度です。快適な寝台列車、ベオグラードでのホステル滞在、そして短時間の格安フライトという組み合わせで、当初想定していた500米ドルの航空券よりもはるかに安く、時間も無駄にしません。

創造的に旅を計画しよう!

この経験から得た教訓は「創意工夫が旅費を大幅に削減できる」ということです。代替空港へのフライトを探す、往復チケットを検討する、区間ごとに別々の片道チケットを組み合わせる、バス・電車・飛行機・シャトルバスを上手く組み合わせる、格安航空会社の公式サイトを直接チェックする、出発日を柔軟に変える、途中で宿泊して別の都市を楽しむ…といった方法をぜひ活用してください。

旅行費用が高いと諦めがちですが、少しの工夫で大きく節約できます。あなたの旅行計画でも、ぜひ「創造的」なアプローチを試してみてください。


他にも便利な旅行計画のコツがあればぜひ教えてください。質問やコメントは下のフォームからどうぞ!


常識的な旅行
  • 1日たった1.94ドルで世界を旅する方法

    はじめに 「1日1.94ドルで旅ができる?」と疑う方も多いでしょう。実際、標準的な交通手段・宿泊・食事・観光を想定すれば、そんな予算はほぼ不可能です。 しかし、旅行の捉え方を根本から変えると、逆に1日1.94ドル以上かかるのが難しくなることがあります。本稿では、実際に費用を極限まで抑える具体的な方法を紹介します。 新しい友達を作る 友人の家に泊まることを「ズル」と考える人もいますが、世界中に友人を作ること自体に問題はありません。オンラインフォーラムやCouchsurfing、旅行先のブログ作者へのメールなどで現地の人とコンタクトを取り、信頼関係を築きましょう。友人が増えれば、宿泊費が大幅に削減できるだけでなく、現地の文化や情報にも深く触れられます。 重要なのは、単に「泊まる」ために友達を作るのではなく、相手の生活や価値観を学び合うことです。相互に助け合える関係ができれば、相手が自分の滞在先になることも、逆に自分が相手の拠点になることも自然に起こります。 好きなことを活かす アルゼンチンのカップルは、ホステルやカフェの内装をペイントする代わりに宿泊と食事を提供してもらっています。自分

  • 13年の旅で私が選んだ旅行保険の活用法

    13年の旅の中で、海外で本格的な医療が必要になる事故は3回だけでした。 タイ・チェンマイでの事故 タイの旧市街を取り囲む堀に落ち、足の爪が取れてしまいました。救助中に岩で足をすりむき、病院で2時間治療を受けました。 インド・アムリトサルでの胃腸疾患 ゴールデン寺院を見学後、親切な老人がくれた水を飲んだことが原因で、3日間トイレにこもり、体調を崩しました。ホテルの支配人が近くの医師に連れて行き、薬を処方してもらい2日で回復しました。 クルーズ船での足の怪我 夜間に船内トラックでジョギング中、割れたワイングラスの茎が靴を突き抜けて足に刺さり、血が流れました。船の医務室で縫合2針を受け、しばらく休むことができました。 また、ニカラグアで火山ボーディング中に皮膚を切り傷ましたが、医師の診察はせず、ピンセットと軟膏で対処しました。 旅行保険は本当に必要か? タイでの治療費はたった5ドル、インドでの診療費は4ドルでした。医療費が安い地域でも、保険なしで高額請求を受けるリスクは無視できません。私の結論は「絶対に必要」です。 予期せぬ重病や事故はいつ起きても構いません。外国で10万ドル以上の請求を受け

  • 旅を生活にするにはどれくらいのお金が必要?

    世界を探検したいという衝動はなかなか抑えきれません。多くの旅行者は、欲求が強くなった瞬間にリュックやスーツケースを詰め、未知なる場所へと飛び立ちます。しかし、旅立ちにはもうひとつ必要なものがあります。実は、口座に数千円、数ドル、数ユーロ、あるいは数千円がなければ、地元すら離れられないのです。 本当に必要な金額は? 「旅行生活を始めるには、4,000ドル?10,000ドル?35,000ドル?それとも100,000ドル?」と考えたことはありませんか。 シナリオ ある日、私たちは1時間のうち59分を遠い国への旅を夢見て過ごします。エキゾチックな文化に触れ、美味しい料理を堪能し、気ままに国境を越える――そんな生活を切望しています。時間が迫っていると実感した瞬間、航空券を検索し、次の火曜日に出発するコスタリカ行きのフライトを見つけました。「コスタリカへ行くぞ!」と部屋中に叫び、熱帯雨林でオオウミガメと肩を並べてハイキングする光景を思い描きました。 しかし、口座残高はわずか682ドル。夢は一瞬で崩れ、現実に引き戻されました。 私の体験 1999年、東南アジアを3か月間旅するためにバンコク行きのフ