檜原村:東京唯一の村で自然美と深い伝統を体験
世界的なパンデミックで日本全体でアウトドアがブームに。ソロやカップル、家族、友人が自然を楽しみながらソーシャルディスタンスを保てます。そんな中、東京という世界最大級の大都市でコンクリートの森を抜け、清々しい空気と景色を求めるのは勇気が要ります。そこで登場するのが、都心から約2時間、東京唯一の公式な村「檜原村」です。
世界最大都市の郊外にあるひとつの村
檜原村は、秩父多摩甲斐国立公園に隣接し、奥多摩町と昭島市に接しています。このロケーションは日帰りハイキングはもちろん、数日間のトレッキングにも最適です。
御岳山のロープウェイから眺めるパノラマ風景。
秋の赤川渓谷が紅葉で輝く。
滝と聖なる山々、ハイキングコース
ハイキングは、森林浴のような軽いコースから、稜線を駆け上がる本格的なトレイルまで幅広く用意。古くから山岳信仰の中心地であり、御岳山(929m)や奥多摩三山(御岳山・御嶽山・御嶽山)といった名峰が点在しています。
御岳山へは、1927年から営業している御岳登山鉄道のロープウェイやチェアリフトで手軽にアクセス。山頂では2000年の歴史を持つ武蔵御岳神社を参拝でき、狼を祭神とした神社はペット同伴でも楽しめます。
山頂から1時間ほどで御嶽山へ向かうコースや、苔むした岩が並ぶロックガーデン、静かな綾広滝など見どころが満載。特に有名なのは、ミト大滝、九頭竜滝(秋祭りで獅子舞が行われる)そして日本百名瀑のひとつ、全長63mの保沢滝です。冬には凍結する姿も見られます。
また、金都岩の断崖や金都川の滝、四季を通じて美しい景観が続く赤川渓谷も外せません。
滝行(たきぎょう)という古来の浄化儀式。
自然の中で贅沢に過ごすグランピング。写真提供:景湖グランピングテント
古の苦行から現代のグランピングへ
夜を過ごせば、さらに深い体験が可能です。奈良時代に起源を持つ武蔵御岳神社で、綾広滝の下で行う滝行(6月・7月・9月)に挑戦したり、精進料理のヴィーガン食を提供する宿坊で味わったりできます。
快適さを求めるなら、昭島の景湖グランピングテントはエアコン、Wi‑Fi、ジャグジー、バーベキュー設備が完備。檜原村内の兜屋旅館は、400年の茅葺き屋根と温泉、囲炉裏付きの畳部屋を備え、ハラールやベジタリアンメニューにも対応しています。
東京チェーンソーズのワークショップ:子どもが木を切り、机を作る体験。写真提供:東京チェーンソーズ
コケアで作るモスリアム。写真提供:コケア
山の恵みが育む日本のものづくり
森林は日本の工芸の根源です。檜原村では、持続可能な林業を推進する東京チェーンソーズがスギやヒノキを材木や玩具、インテリアに加工する体験教室を開催しています。
また、東京市民の森・木工センターでは全年齢向けの木工教室があり、2021年11月には全木製の玩具博物館がオープン。昭島では富永陶芸やコケアのモスリアムジオラマ体験も楽しめます。
檜原村は、聖なる山々を登り、滝を追い、ラグジュアリーなグランピングやサステナブルなクラフト体験ができる、東京からわずか2時間の完璧な自然逃避地です。すべての旅行者を歓迎します。




