カイロからの日帰り旅行ベスト4
エジプトの活気ある古都カイロは、都市観光だけでなく、周辺に広がる自然と歴史の宝庫へのアクセスが便利です。西のオアシスや紅海のビーチ、ナイル川沿いの古代遺跡など、数日滞在が必要な名所も多いですが、カイロ発で日帰りでも十分に楽しめるスポットが4つあります。ここでは、エジプトの多様な遺産と風景を体感できるおすすめルートをご紹介します。
ピラミッド巡り:ギザ・サッカラ・メンフィス・ダシュール
ギザの大ピラミッドはエジプト旅行の定番ですが、車で約1時間南にあるサッカラ、メンフィス、ダシュールのピラミッドも見逃せません。朝食後にギザ高原へ向かい、クフ王の大ピラミッド、カフラー王、メンカウレ王の3つのピラミッドを見学。チケット窓口で内部見学が可能か確認し、特に小さめのメンカウレの内部は3段階に分かれた興味深い構造です。
その後、タクシーやウーバーでサッカラへ移動(約25km)。ここでは、紀元前2670年頃に建設されたジョセル王の階段ピラミッドがエジプト最古の石造ピラミッドとして注目されます。高さ62メートルのこのピラミッドは、泥レンガから石灰岩への建材転換を示す画期的な建造物です。周辺の彫像や小さな神殿群も見どころです。

次に、赤いピラミッドと屈折ピラミッド(形状が特徴的)を見学し、古王国時代の首都メンフィスへ。ここでは、巨大なスフィンクス像や、2023年末に一般公開が始まった新エジプト博物館に移設されたラムセスⅡ像のレプリカを見ることができます。

紅海リラクゼーション:アイン・エル・ソフナ
カイロから東へ約130km、アイン・エル・ソフナはエジプト人に人気の週末リゾートです。高速道路が混雑しなければ1〜2時間で到着でき、タクシーやウーバーで手配が簡単です。白い砂浜と一年中晴れた天候が魅力で、日光浴はもちろん、シュノーケリング、ダイビング、セーリング、ウィンドサーフ、カイトサーフ、ボートツアーとアクティビティが豊富です。
シャン・エル・シェイクやフルガダに比べて混雑が少なく、静かなビーチでゆったり過ごせます。リゾートのレストラン(例:ポルト)でランチを楽しんだり、サンマリン・シーホークの90分クルーズで食事と海中景観を堪能したり、ビーチバーでサンセットカクテルを味わうのがおすすめです。夕方にはタクシーでカイロへ戻ります。

砂漠オアシス:アル・ファユーム
カイロの南西約100kmに位置するアル・ファユームは、緑豊かなオアシスと古代遺跡が融合したエリアです。ホテルのツアーデスクやタクシー、ウーバーでアクセス可能で、早朝出発が渋滞回避のポイントです。
まずはカラニス(ファユーム市の北約25km)へ向かい、ローマ・ギリシア時代の遺跡と寺院群を見学。その後はワディ・レヤン保護区で滝や湖のボート乗船、鷲やハヤブサといった渡り鳥の観察が楽しめます。湖畔の情報センターで最新の野鳥情報を入手しましょう。
続いて、チュニス村の陶芸学校を訪れ、職人と交流しながら手作りの土産を選びます。最後に、広大なカールン湖を一周し、秋冬にはフラミンゴの群れを見るチャンスがあります。

文化の宝石:アレクサンドリア
カイロから北へ約2時間、地中海沿いに広がるアレクサンドリアは、ナギーブ・マフフーズの小説『ミラマー』でも描かれた詩的でボヘミアンな街です。まずは、植民地時代の別荘を改装したアレクサンドリア国立博物館で、古代エジプトからイスラム時代までの歴史を概観します。
そこから徒歩約20分で、斜めの円盤形屋根と壁面に刻まれた文字が特徴的な新しい図書館「Bibliotheca Alexandrina」へ。時間が許せば壮大な読書ホールを見学し、海岸通り(コーニッシュ)を散策しながらカフェで一息つきます。
最後に、港に建つ要塞「フォート・カイトベイ」を訪れ、歴史的な灯台跡や海の眺めを堪能。帰路では、カドゥラや魚市場のレストランで新鮮なシーフードを味わい、カイロへ戻ります。




