チャタヌーガの通路を巡る5kmセルフガイドラン
はじめに
アウトドアの冒険都市として知られるチャタヌーガ。その中心部は、ランナーにとっても魅力的なスポットが満載です。2016年8月に開催されたアメリカ建築家協会州大会で披露された「Passageways: Activating the Urban Alley through Architecture」プロジェクトは、街の裏通りをアートと体験の場へと変えました。
この取り組みは、ビルの間にある見過ごされがちな『都市の布』に光を当て、ゴミ置き場や配管だけの狭い路地を魅力的な目的地に転換します。ランニングは、そんな通路とダウンタウンの中心部を同時に楽しむ最適な手段です。
ルート概要
スタートはミラー・プラザ付近。5kmのコースは以下の順に通ります。
1. スターゲイズ & ステージジーニーズ(Broad, Market, Cherry通り)

このエリアは2つのインスタレーションで構成されています。スターゲイズは、天井に吊るされた光のネットワークで、NASAと自然史博物館のデジタルデータを元に現在の星空を再現。ステージジーニーズは、カメラとスピーカーを備えた音響装置で、通行人が足を踏み入れると「Chattanooga Choo Choo」などの音楽が鳴り、インタラクティブな体験が生まれます。
2. ニューラルアリー(Chestnut & Broad間、ティボリ劇場近く)

巨大なペグボードに塗装された立方体が並び、テネシー川の歴史的ダム(1930年代以前)と現在の姿を表現。立方体を動かすとデジタルで変化が記録され、時間と人間・自然・都市の関係を可視化します。
3. メインテレイン・アートパーク(Chestnut & Main間)

かつての放棄された鉄道敷地を再利用した『都市アート・フィットネスパーク』です。大人向けのフィットネスゾーンやトラック、雨水浸透装置が整備され、回転式ブリッジ形の彫刻が子どもの遊び場を思わせるインタラクティブな雰囲気を演出します。
4. ベッシー・スミス文化センター前(East MLK Boulevard)
ここでアフリカ系アメリカ人の歴史展示を見学し、次の通路へ向かいます。
5. グラスガーデン・インバージョン & アーバン・シャンデリア(Cherry通り)

グラスガーデン・インバージョンは、竹をケーブルで吊り下げ、自然音と共に流れるような空間を作り出します。アーバン・シャンデリアは、炭素繊維ロッドに取り付けられた6,000枚の反射性スチレン三角形が昼光や街灯を受けて光を屈折させ、人工照明なしで空間を彩ります。
ゴール
最後は再びミラー・プラザへ戻ります。この5kmルートは、ランニングとアート鑑賞を同時に楽しめるだけでなく、街の裏路地が持つ可能性を再発見させてくれます。




