ペンステート大学の幽霊伝説と心霊スポット
心霊話を共有することは、実体験の怪異や古くから語り継がれる民話を通じて、コミュニティの絆を深め、背筋が凍るようなスリルを提供します。ペンステート大学ベリサリオ・カレッジ・オブ・コミュニケーションズの准教授であり、幽霊にまつわる歴史書の著者でもあるマット・スウェインは、ロック・ン・ロールやカントリー音楽、鉄道、そしてペンステート自体にまつわる怪談を熱心に掘り起こしています。
スウェインは、世代を超えて語り継がれる神話的な要素を「ゴースト・ロア(ghost‑lore)」と呼び、実証された超常現象とは区別していますが、どの話にも価値があると考えます。「できるだけ多くの情報を集め、読者に信じるかどうかを判断させる」ことが彼の姿勢です。自然な説明がつくケースも多いですが、重要なのはなぜ人はそれを語り続けるのかです。
ゴースト・ロアと目撃談は、ペンステートのような移り変わりの激しい環境でコミュニティを形成し、教訓や歴史を伝える役割を果たします。真偽は二の次で、共有された感情とつながりが本質です。
以下では、スウェインの調査に基づくペンステート大学の代表的な心霊スポットをご紹介します。証拠を探すもよし、ただの怖い話として楽しむもよし、ぜひ想像力を膨らませてください!
オールド・コーリー(Old Coaly)
ペンステート大学の「初代従業員」と称されるこのミュールは、オールド・メイン建設のために石灰岩を運搬していました。死後は学生たちが骨格を保存し、キャンパス各所や寮に展示しました。学生寮の廊下で蹄の音や鳴き声、幽霊らしき姿が目撃されたといいます。現在はHUB‑Robesonセンターに安置されており、ハロウィンの夜には足音に耳を澄ませてみてください。
旧植物学棟(Old Botany Building)
1888年に完成したこの建物は、ペンステート最古の改装されていない構造物です。当初は植物学、ROTC、動物学の拠点でしたが、対面する幽霊が出ると噂されるシュワブ・オーディトリアムや、ジョージ・W・アサートン大学長の墓が近くにあることから、怪しげな雰囲気が漂います。伝説では、上階の窓から大学長の未亡人フランセス・アサートンが眺めている姿が見えるといいます。
シュワブ・オーディトリアム(Schwab Auditorium)
1902‑1903年に鉄鋼王チャールズ・シュワブが15万ドル寄付し建てられたベオー様式の劇場で、現在は約900席を擁し公演が行われています。スウェインが指摘する幽霊は、墓外に眠るアサートン大学長、寄付者のシュワブ本人、そして深夜に壁に吸い込まれるように姿を消した革命戦争の兵士です。点滅する照明や足音、カーテンのざわめきが「シュワブー」の怪異として語り継がれています。
パティー図書館のスタック(The Stacks of Pattee Library)
1969年11月、大学院生ベッツィー・アーズマ(22歳)が暗く狭い書庫のスタックで刺殺されました。犯人は未だに特定されず、未解決事件として図書館の薄暗い通路は常に不気味な雰囲気を醸し出しています。
ベセスダ福音教会(Bethesda Evangelical Church)
グレッグ郡タウンシップにある「スワンプヒル教会」とも呼ばれる19世紀建築のこの教会は、南北戦争時代の若い母親が恋人の不在を嘆く幽霊として語り継がれています。1880年代の目撃者は、5月3日の真夜中に赤ん坊を抱えて教会に現れ、見えない会衆に向かって「Will… Will…」と囁く姿を見たと証言しています。
スコティア:消えた町(Scotia: The Town That Disappeared)
現在はペンシルベニア州ゲームランズ第176号地として管理されているスコティアは、19世紀末の鉄鉱山村でした。町は炭鉱労働者と上司の妻との禁断の恋が原因で、殺人または組織的な報復により崩壊したと伝えられ、今も亡霊がさまようと言われています。




