ノルウェー・フィヨルド地域完全ガイド
ノルウェーのフィヨルド地域は、静かな美しさと手つかずの大自然が融合した、世界でも屈指の絶景スポットです。氷河が後退した痕跡が作り出した切り立った入り江は、航海・泳ぎ・パノラマ鑑賞に最適で、枝分かれした谷や支流を巡れば、何日でも探検が楽しめます。
この地域は観光客に人気が高まっており、景観を満喫できる鉄道やフィヨルドクルーズなどの信頼できる交通手段が充実しています。筆者の実体験をもとに、忘れられない旅程を組むためのポイントをまとめました。

フィヨルドクルーズ
世界でも最長級の海岸線を持つノルウェーは、海から見ると格別です。クルーズは、複数のフィヨルドを船上でゆったり巡りながら、客室でホテル並みの快適さを提供します。
最大の利点は、乗船時に荷物を一度だけまとめ、下船時にまとめて受け取るだけで済む点。日々の荷造りの手間が省けます。

特におすすめはハーティグルテン(Hurtigruten)の沿岸蒸気船です。ベルゲンを出発し、島々や群島、オーレスン、モルデといった魅力的な街へ北上します。岸壁散策が充実しており、ヨーロッパ各港への往復航路と組み合わせると、さらに深い体験が可能です。
ベルゲンでレンタカー
海と七つの山に囲まれた風光明媚な第二の都市、ベルゲン。まずは色彩豊かな港岸や歴史的建造物、撮影スポットを満喫しましょう。
その後、トロルスティゲ(Trollstigen)国立観光道路へ向かいます。180度のヘアピンカーブが続くこの道は、雲の上へと登る壮大なドライブ体験を提供します。レンタカーなら、思い立ったらすぐに絶景スポットへ立ち寄れる自由度が魅力です。

さらに、アンダルスネスでクジラやアザラシが見られる深いフィヨルドへ、モルデへと足を伸ばすと、アラスカを思わせる雪山と海が調和した絶景が広がります。そこからは海岸線を北上するもよし、山岳エリアへ入り込むもよしです。

オーレスンへ飛行機で
筆者はオーレスンに到着後レンタカーを借り、ベルゲンへは片道ドライブで移動しました。主要なフィヨルドだけを効率よく巡り、ハイキングや自然探索に時間を割くことができました。オーレスンはアール・ヌーヴォー様式の美しい街並みが魅力で、滞在は必ずプランに入れるべきです。

鉄道で巡る
フィヨルドを走る鉄道路線は、クルーズやドライブに匹敵する迫力ある上昇・下降を体感させてくれます。
中でもフロム鉄道(Flåm Railway)は世界的に有名です。1時間でソグネフィヨルドの海面から標高866メートルのミュルダール駅へと急上昇し、滝や切り立った峰、20本のトンネルを抜ける壮大な景観が楽しめます。

おすすめフィヨルドスポット
数百に及ぶフィヨルドの中から、特に訪れたい2つの名所をピックアップしました。

ゲイランゲルフィヨルド
四季を通じて人気が高いゲイランゲルフィヨルドは、霧に包まれた森林の崖と、250メートルの高さからターコイズブルーの海へ流れ落ちる「セブンシスターズ」の滝が圧巻です。
必見の展望スポットは、フライダルスユヴェット(Flydalsjuvet)と、山頂からのパノラマが楽しめるダルスニッバ(Dalsnibba)にあるゲイランゲル・スカイウォークです。
宿泊情報:ルーンハイム・アコモデーション(Lunheim Accommodation)とホムロン・ゲステトゥン‑フイェルトゥン(Homlong Gjestetun‑Fjelltun)は、絶景を望める人気宿です。

ソグネフィヨルド
「フィヨルドの王」と称されるソグネフィヨルドは、ノルウェー最長(世界第2位)の広大な水面が特徴です。広角レンズでの撮影や、モノクロの雰囲気写真に最適です。
フィヨルドの奥深くに位置するヨステダルスブレーン氷河は、ヨーロッパ最大の大陸氷床として必見です。
宿泊情報:カリストヴァ・ウットレイゲ(Karistova Utleige)と、マリフヨラ・シーボーレ(Marifjøra Sjøbuer)は、ロケーションと評価が高い宿泊施設です。
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