すべての年代が暮らしやすいセーラム

Patricia Zaido 著
約4年間で、セーラムは高齢者が活き活きと暮らせるように、健康・包摂・安全の機会を拡充し、すべての住民の生活の質向上に努めてきました。
年齢フレンドリー行動計画の認定
2017年1月、セーラムの5年間の「Age‑Friendly Action Plan」は世界保健機関(WHO)とAARPの認定を受けました。エセックス郡で初めて、マサチューセッツ州で3番目、全米で30番目の自治体となります。認定以降、自治体職員、非営利団体リーダー、地域ボランティアからなる14名のタスクフォースが計画の実行に取り組んでいます。

シニア向け情報ガイドとウェブサイト
60歳以上の住民に向けた「Salem for All Ages Resource Guide」を作成し、60歳になると自動的に配布しています。専用サイト salemforallages.org では、交通手段、健康維持、在宅支援、ボランティア機会、イベント情報などを随時更新し、電子版ガイドも閲覧可能です。
交通サービスの拡充
Tufts Health Plan Foundation から30,000ドルの助成金を受け、シャトルバス導入の実現可能性調査を実施。調査結果を受けてパイロットプログラムがまもなく開始されます。2018年9月にはコミュニティ・ライフ・シティで交通フェアを開催し、セーラムフェリー、MBTA、シェアサイクルなど10の交通事業者が高齢者向けサービスを紹介しました。

住宅とユニバーサルデザイン
約90%の住民が「在宅での老後」を希望するものの、実際に対応できる住宅は全体の1%未満です。住宅小委員会は、シニア向けに割引料金でサービスを提供する業者リストを公開し、ユニバーサルデザインに関する情報フォーラムを開催。付属住宅ユニット(Accessory Dwelling Unit)の規制緩和を提案し、世代間シェアハウスモデルの調査も進めています。シニア向け手頃な住宅の確保は最優先課題です。
健康増進と安全確認
健康小委員会は予防医療に注力し、CLC(Community Learning Center)や医療機関と連携して健康・ウェルネスに関する公開イベントを企画。新たに導入した「Are You OK」自動チェックインシステムと、警察・消防と協働した「ロックボックス」プログラムにより、最も脆弱な住民への支援体制を強化しました。

公共空間とバリアフリー化
屋外空間・建物小委員会は全公共施設のアクセシビリティを評価し、改善計画を策定中です。さらに、公共事業部(DPW)と協働して歩道マスタープランを作成し、年齢や移動性を考慮した歩道修繕依頼システムを導入する準備を進めています。
世代間交流と多言語支援
社会参加・インクルージョン小委員会は、世代間メンターシップや交流の機会創出に取り組んでいます。SSU(State Street University)の健康学部学生は高齢者協議会でインターンシップを行い、語学部の学生は資料をスペイン語に翻訳し、スペイン語話者のシニアと交流しています。ウェブサイトのコンテンツも順次スペイン語版を拡充中です。

無料講演シリーズと情報提供
2019年にはNorth Shore Physicians Group と協力し、糖尿病の誤解や脳卒中のサインに関する無料講演シリーズを開催しました。また、「高齢者とのコミュニケーション」についてのプレゼンテーションを作成し、今後さまざまな団体へ提供予定です。
目指す街の姿
セーラムの年齢フレンドリー施策は、すべての住民が安全で活気ある暮らしを送れる街づくりを目指しています。5年計画の第4年目にあたる現在も、年齢や能力に関わらず誰もが住みやすい街の実現に向けて取り組みは続きます。
* * * *
次回のゲストブログを書きませんか? Destination Salem でセーラムへの想いをシェアする方法はこちらをご覧ください。
* * * *
Patricia Zaido は「Salem for All Ages」タスクフォースの共同議長です。高齢者を含むすべての住民が安心して暮らせる街づくりに取り組んでいます。詳しくは salemforallages.org をご覧ください。




