シアトル地下での幽霊狩り体験 – アンダーグラウンド・パラノーマル・エクスペリエンス

写真提供: The Underground Tour.
はじめに
かつてキャリアや子ども、住宅ローンに追われる前、私はロードトリップでアメリカ各地を巡っていました。オレゴン州中部を車で走り、廃教会や校舎、時に扉のない古民家まで立ち寄り、ゴーストタウンの雰囲気を楽しんだものです。目的はもちろん「幽霊」を探すことでしたが、建物の栄華や昔の住人を想像することも大きな魅力でした。
実際に幽霊の証拠は見つからなかったものの、デジタルカメラとハンドレコーダーだけで探検したあの頃のワクワク感は忘れられません。現在は、息子と歴史博物館へ足を運んだり、テレビの『Ghost Hunters』を観る程度に落ち着いています。
シアトル・アンダーグラウンド・ツアー
私は何度かシアトルの「Underground Tour」に参加し、パイオニア・スクエアの下に広がるかつての街路がトンネル化された歴史的空間を歩いてきました。そんな中、ツアーが新たに「Underground Paranormal Experience」という名前で開催されると聞き、昔のゴーストタウン探検を思い出して参加を決めました。

写真提供: The Underground Tour.
体験当日の流れ
土曜の夜8時、友人数名とともにシアトル歴史地区のドク・メイナード・ホテルに集合。コートやバッグはロッカーに預け、暑さ対策として「トンネルは熱いから着込まないで」と指示されました。各自に大きめのユーティリティベストが配られ、内部には以下の機材が入っています。
- 電子音声現象(EVP)を記録するデジタルレコーダー
- イヤーバッド(レコーダーに接続し、録音中の音声をリアルタイムで聞くためのもの)
- 電磁波(EMF)検知器 – 幽霊が放つとされるエネルギーを測定
- ペンライトと懐中電灯
友人が「誰を呼ぶ?」と歌い出す場面もあり、やや笑いながらも本格的な装備に胸が高鳴ります。
訓練と導入映像
まずはTravel Channelの『Ghost Hunters』のエピソードを観賞。シアトル地下での調査映像を見ながら、チームが「バンプ」や「ノック」などの不審音を捉えた様子を学びました。
実際の調査
ガイドは私たちを列に並べ、暗い通路へと案内します。懐中電灯の光だけが頼りの中、100年前に起きた殺人事件の話を聞き、犠牲者の霊に呼びかけました。参加者はEMF検知器を手に取り、エネルギーの急上昇を探しながら「ピッ」と音を報告します。
続く部屋では、裁判を待つ囚人が暴徒にリンチされたという残酷なエピソードが語られ、再び霊の出現を期待して暗闇の中で機材を操作。ガイドの語りと自分たちの測定が交互に繰り返され、まるで実際のホラーミステリーのような体験です。
締めくくりと感想
幽霊の実体は確認できませんでしたが、ガイドの巧みなストーリーテリングと自分の手で機材を操作するプロセスは大変エンターテインメント性が高く、満足のいく夜となりました。最後はシアトル最古のレストランのひとつ、Merchant’s Caféで締めくくります。ここはかつて売春宿と賭博場だった頃のオーナー妻の幽霊が出没すると言われており、下層階でのひとときを楽しみました。
地下パラノーマル・エクスペリエンスの予約はこちらから可能です。ツアーは毎週金曜・土曜の20時から開催されています。




