ファッションデザイナー・シンシア・ローリー、家族全員でブータン旅行へ
はじめに
遠く離れた場所へ旅行したいですか?子どもを家に残す必要はありません。ファッションデザイナーのシンシア・ローリーは、標高数千メートルのヤク毛テントで家族旅行の概念を再定義しました。
ブータンでの家族旅行
多くの人にとって春休みはディズニーやデイトンが定番ですが、私にとってはオフグリッドで大冒険を楽しむことです。子どもがいると旅行先が限られると考える人もいますが、逆に想像力が刺激され、若い頃こそ世界の不思議を体験させる絶好のチャンスです。子どもたちは自分の荷物を自分で持ち、十日間の旅行を自分でパックできることを学びます。家族は“自分のことは自分で”という精神で、9歳でも自立しています。
子どもの頃は全国をドライブし、国立公園でキャンプし、ステーションワゴンで生活していました。そのノマド体験が今の冒険心の基礎となっています。
千年変わらぬ文化、ブータンへ
子どもたちに、千年の間変わらない純粋な文化を体験させたくてブータンを選びました。パロにあるUma by COMOに到着した瞬間、感動のあまり涙がこぼれ、子どもたちを恥ずかしがらせました。映画『ロスト・ホライズン』のように、ヒマラヤに隠された楽園――シャンジ‑ラのような場所です。
ブータンは王政国家で、若き王と王妃は国民に深く敬愛されています。全員が王の肖像が入ったバッジを身に着け、伝統的な民族衣装を着用し、建築も六階建て以下に制限されています。寺院や僧院での撮影は禁止されているため、目にした光景はすべて記憶に刻むしかありません。ブータンが最も重視しているのは「国民総幸福量(GNH)」で、ネガティブな偏見は排除され、国民は皆親切で信頼できる人々です。
著者と家族、ヒマラヤの絶景を背景にしたトレッキングの様子。
虎の巣寺(タイガーズ・ネスト)へのトレッキング
朝食を楽しんだ後は、曲がりくねった土道を走りながらヒマラヤの絶景を堪能し、ブータンの象徴的な観光地虎の巣寺へ向かいました。標高13,000フィート(約4,000メートル)にあるキャンプ場では、ヤク毛テントを張り、ブータン料理を調理し、寝袋で眠り、翌朝は8インチの積雪の中で目覚めました。
この高度のキャンプは初心者向きではありません。9歳の娘は高度障害を起こし、家族全員で交代で背負い降ろしながら山を下りました。12時間にわたる2日間のトレッキングは、帰宅後のホテルで「一生に一度の家族体験」の価値を実感させてくれました。
アクセス方法
ブータン唯一の空港はパロにあり、バンコク経由でのアクセスが一般的です。他にもカルカッタ、デリー、カトマンズからのフライトがあります。国営航空Drukairが運航し、COMOがビザ取得・フライト・ガイド・トレッキングを手配してくれます。英語対応のガイドも用意されています。
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