ビッグアップル・グリーターで無料ウォーキングツアーを体験しよう
ニューヨークを何度も訪れたことがある私でも、現地の友人に案内してもらうと格段に安心できます。美味しいレストランや個性的なバー、エスニック街のギャラリーまで、地元の人が知る情報と地下鉄の乗り方を教えてくれるから、旅行がより豊かでストレスフリーになるのです。
ビッグアップル・グリーターは、20年以上にわたり300人以上のボランティアが「地元の目線」でニューヨークを案内する無料ウォーキングツアーを提供しています。観光ガイドには載っていない穴場や、地元ならではの楽しみ方を教えてくれるため、旅行者に大変好評です。
マーケティング・広報担当のゲイル・モーズ氏は、グリーターは「ツアーガイドではなく、決まったコースや台本もありません。訪問者とフレンドリーに話しながら、自由に街を案内する」ことを強調しています。
自由の女神像やロックフェラーセンター、セントラルパーク、タイムズスクエア、エンパイア・ステート・ビルディングといった有名スポットは、シティパスで割引が受けられるほど手軽に回れます。ですが、現地の人しか知らないようなエリアや、他のツアー会社が扱わない地域を体験したいときは、グリーターが最適です。
例えば「リトルイタリー」を巡りたい場合、ブロンクスのアーサー・アベニューを紹介してくれるかもしれません。これはあまり知られていないリトルイタリーですが、同様に魅力的です。また、チャイナタウンを訪れたいなら、クイーンズのフラッシング地区を案内してくれることもあります。ここはマンハッタンのチャイナタウンほど観光客は多くありませんが、食文化は豊かです。
交通面でも大きなサポートがあります。「地下鉄は安全か?」と不安に思う旅行者が多いですが、グリーターが実際に乗り方を教えてくれるので、行き先の選択肢が格段に広がります。これがグリーターの最大の魅力で、滞在中に自分だけで行動できる自由度が高まります。
オフブロードウェイのショー情報やチケット割引、ショッピングエリアの案内など、得意分野は人それぞれです。希望する内容は事前の申込フォームに記入しておくと、適切なグリーターとマッチングしやすくなります。
創設者のリン・ブルック氏は、ニューヨークを「多様な街並みと個人経営の店が並ぶ、まるで大きな小さな町」のように体験してほしいと考えました。実際、多くの人が「危険」「高額」「圧倒的」だと感じがちですが、地元の人の視点で見ると違った印象になります。
グリーターは、友人が街を案内してくれるように、住んでいる地域の生活感や公共交通の利用法、食事や買い物スポットを紹介します。専門的な歴史解説や観光情報は必ずしも持っていませんが、日常の知恵を共有してくれる親しみやすいボランティアです。
利用の流れ
滞在日程と宿泊先が決まったら、少なくとも4週間前に「Visit Request Form(訪問リクエストフォーム)」に必要事項を入力し送信してください。特に夏季・クリスマス・イースターは予約が集中します。
マッチングは次の3段階で行われます。
- 日時と滞在期間の一致
- 希望言語(ビッグアップル・グリーターは約20言語に対応)
- 訪れたいエリア(約60%は「グリーターのおすすめ」)
可能であれば、興味関心も加味して最適な組み合わせを決定します。性別や年齢でのマッチングは行いません。
非営利団体として、企業・財団・個人の寄付で運営されています。グリーターへのチップは不要です。すべての費用は本人が負担し、心からの「挨拶」を提供しています。
ビッグアップル・グリーターは世界初のグリータープログラムで、シカゴやヒューストンでも同様のサービスが展開されています。現在では、世界中に同モデルを採用したプログラムが広がっており、詳細は Global Greeter Network をご覧ください。




