シカゴ建築ツアー:見逃せない見どころ満載
ボート、バス、サイクリング、徒歩、さらにはセグウェイまで、シカゴの壮大なスカイラインを体感できる方法は数え切れません。1871年の大火で多くの建物が失われたものの、創造性に富んだ建築が次々に生まれ、シカゴは世界有数の建築都市となりました。どのツアーでも、シカゴの個性・工夫・革新が存分に味わえます。
Photo credit: David Thompsonツアー会社は多数ありますが、シカゴの建築史はとても豊かです。フェリス・ホイールの発祥地であり、北米で最も高いビルを誇り、ミース・ファン・デル・ローエやバートランド・ゴールドバーグ、スキッドモア・オウィングス・アンド・メリルといった名建築家の作品が点在します。さらに、世界初の超高層ビルの本拠地でもあります。
その中でも特に注目すべきは、シカゴ建築財団(CAF)です。1966年にH.H.リチャードソン・グレスナー・ハウス保存を目的に結成された非営利団体で、年間31万9千人以上の来訪者に対し、85種類以上のツアーを提供しています。設立当初の1970年に受賞歴のあるウォーキングツアーを開始し、1993年にはシカゴ・ファースト・レディ号で「Architecture River Cruise」を始動させました。多彩なプログラムで、訪問者は自分の興味に合ったツアーを必ず見つけられます。
ボートで巡るシカゴ
シカゴ・リバーを航行する「シカゴ・ファースト・レディ号」は、ダウンタウンの中心部を流れ、50以上の歴史的建造物を間近に見ることができる絶景ルートです。ウィリス・タワー(旧シアーズ・タワー)やスカイデッキ・シカゴ、ザ・レッジは必見です。高さ1451フィートのウィリス・タワーは市内で最も高い建物です。
Photo credit: Robert Blackeボランティアの解説員がジョン・ハンコック・センター(360シカゴ)やチェイス・タワーなどのエピソードを語ります。さらに、サンセットと共に建物のシルエットが輝く「トワイライト・リバークルーズ」や、週末の「Capture Chicago Photography Cruise」も人気です。秋季は平日・週末合わせて7日間、複数の時間帯で運航しています。
徒歩で探訪
CAFは驚くべきことに、70種類ものウォーキングツアーを提供しています。選択に迷ったらスタッフに相談すれば、最適なコースを提案してくれます。
代表的な「ダウンタウン・デコ」ツアーは、1920年代の繁栄と楽観を象徴する豪華な素材と幾何学的装飾を巡ります。シカゴ取引所ビルやワン・ラサール・ストリート・ビルなど、歴史的建造物の細部を間近で堪能できます。
超高層ビルの変遷に興味があるなら「スカイスクレーパー・ウォーク・スルー・タイム」、1870年から現在までの建築とシカゴ文化を俯瞰する「シカゴ・オールド&ニュー:インタセクション」などがおすすめです。各ツアーの詳細と予約は www.architecture.org をご覧ください。
Photo credit: David Thompsonバスで巡る街並み
ガイド付きバスやトロリーバスでダウンタウンと歴史的地区を巡ります。フランク・ロイド・ライトの住宅街や、エリック・ラーソンのベストセラー『ホワイトシティの悪魔』に描かれた街の裏側を体感できます。
ホリデーシーズンには、ミシガン・アベニューをライトアップした「ホリデー・ライト・シティ・ライト」ツアーが熱いです。暖房付きトロリーで快適に街の光景を楽しめます。
電車(L)での探検
シカゴのL(エル)トレインは全米で2番目に長い高速鉄道システムで、街全体の歴史と建築を手軽に学べます。「Must‑See Chicago」90分ツアーや、L路線を利用した「Elevated Architecture: Chicago’s Loop」2時間ツアーで、主要建築と公共交通の歴史を同時に学べます。
Photo credit: Brian Lauer自転車・セグウェイでの冒険
春から秋にかけては、CAFの自転車・セグウェイツアーが大人気です。セグウェイ体験では、湖岸の建築や公園群をガイドと共に巡ります。最大8名の少人数制で、シェッド水族館、アドラー天文台、バッキンガム・ファウンテン、フィールド自然史博物館などをゆっくり見学できます。スケジュールは春から随時更新中です。
さらに深掘り!
シカゴの映画ロケ地を巡る「シカゴ・フィルムツアー」では、『ダークナイト』や『フェリス・ブラーラーズ・デイ・オフ』、『ザ・フュジティブ』などの撮影場所を訪れます(chicagofilmtour.com)。また、禁酒法時代のギャング史に焦点を当てた「ギャングスター・ツアー」では、ジョニー・トリオやジャック・マクガーンといった伝説的な人物のエピソードを聞くことができます(gangstertour.com)。さらに、シカゴの主要美術館や歴史博物館を巡れば、街の暮らしと歴史を多角的に理解できるでしょう。
Photo credit: David Thompson



