一般的なメンフクロウ (Tyto alba)
分布と外観
南極大陸を除く全ての大陸に生息し、ハワイ諸島でもよく見られるメンフクロウは、ハワイ固有の小型フクロウ「プエオ」と混同されがちです。しかし、メンフクロウは体色が淡く、顔の白い部分がハート形で、プエオとは異なります。夕暮れから夜間に最も活動的で、樹洞や納屋の屋根裏など人間が作った構造物を巣に選びます。
繁殖と生態
1958年、ハワイ州農業部がネズミ駆除の目的でメンフクロウを導入しました。餌が豊富なときは昆虫を好むことが分かっています。狩りの際に聞こえる特徴的な甲高い鳴き声が特徴です。食料が十分にあるときは年に2回まで繁殖し、ネズミの大発生は個体数を急増させます。雛は孵化後9〜10週間で巣立ち、約10か月で繁殖成熟に達します。
生存課題
車両との衝突、餌の減少、病気、環境中の化学物質に起因すると考えられる「病んだフクロウ症候群」などがハワイのメンフクロウの減少要因です。野生での平均寿命は1〜2年と短く、多くはそれ以前に死亡しますが、例外的に11年以上、さらには20年以上生きた個体も報告されています。
保護状況
米国全体では絶滅危惧種や絶滅危機種に指定されていませんが、ハワイ州の野生動物保護法により保護されています。




