ソウシチョウ(Leiothrix lutea)
外観と鳴き声
複雑でメロディアスなさえずりと大きなチャタリングの鳴き声を持ち、全長約15センチメートルの赤くくちばしのソウシチョウは、主にオリーブグリーンの羽毛に覆われています。鮮やかな黄色い喉、赤いくちばし、翼の彩色された縁、そして目の周りの黄色がかったリングが特徴です。北京や日本に由来するわけでもなく、ナイチンゲールでもロビンでもありませんが、時に「ペキンナイチンゲール」や「日本の丘のロビン」と呼ばれます。
分布とハワイへの導入
東南アジア、南部中国、インドのヒマラヤ地域が原産地で、バブラー科に属します。その美しさからハワイ諸島へ持ち込まれ、害虫駆除にも有用と考えられたため、1918年以降に意図的に野生に放たれました。放鳥後、全島に急速に拡大しましたが、やがて個体数は減少に転じました。
生態と繁殖
現在は主に高地に分布していますが、群れで行動する社交的な小型のさえずり鳥です。ハワイでは繁殖期以外は15羽ほどの群れで餌を探し、1940年代の繁栄期には最大で約100羽の大群が観測されました。繁殖期になるとペアになり、乾燥した葉やコケを使って地上から高い密生した植生の中に巣を作ります。
生息環境
湿潤な森林の高地が主な生息地ですが、コハラジップラインエリアのような低地でも見られます。果実や落葉・枯木に潜む無脊椎動物を採食し、活動的で捉えにくい鳥です。見つけたら、慎重に観察と聴取を行いましょう。


