コスタリカで体験する次世代の再生型旅行
環境に配慮した旅行者として、エコツーリズムがここ数年で急速に拡大していることはご存知でしょう。しかし、近年では単にカーボンフットプリントを削減するだけでは不十分と考える旅行者が増え、さらなる一歩として「再生型旅行(Regenerative Travel)」が注目されています。再生型旅行は、環境への悪影響を最小限に抑えるだけでなく、すでに生じたダメージを修復することを目的とし、地域社会や自然環境を訪問前よりも良い状態に戻す取り組みを行う宿泊施設やツアーオペレーターを選びます。この考え方に共感できるなら、コスタリカほど最適な場所はありません。
環境持続性のリーダーとして世界的に知られるコスタリカは、豊かな熱帯雨林や野生動物、美しいビーチ、そして「pura vida」のライフスタイルで有名です。さらに同国は、サステナブルツーリズム認証プログラム(CST)という、旅行業者が地域社会にプラスの影響を与えるための指針と認証制度を整備しています。1997年に創設されたCSTは近年急速に拡大し、2019年までに400社以上のホテル、レストラン、ツアー会社が認証を取得。国連世界観光機関(UNWTO)からもラテンアメリカの持続可能な観光モデルとして評価されています。
ここでは、CST認証を受けたおすすめの宿泊施設とツアーオペレーターをご紹介します。ビーチリゾート、ジャングルロッジ、ラグジュアリーから予算重視まで、幅広い選択肢がありますが、すべてが「自分とコスタリカのウェルビーイングを高める」ことを約束しています。
地域に貢献する宿泊施設
Finca Luna Nueva
サンラモンに位置し、アレナル火山国立公園から車で10分の場所にあるブティック・エコロッジです。広大なハイキングコース、ハーバルガーデン、バイオダイナミック農法を体験できる農園があり、竹製ヨガパビリオンで熱帯の鳥のさえずりを聞きながらヨガが楽しめます。滞在中にサステナビリティの学びと実践ができる、まさに再生型旅行の象徴です。
Lapa Ríos Lodge
オサ半島の1,000エーカーの私有雨林保護区内に建つロッジ。自然保護と地域開発を通じて環境修復に取り組んでいます。薬草ツアーや「枝・豚・ゴミ」ツアーで持続可能な取り組みを体感でき、宿泊者は自分の木を植えて再植林プログラムに参加可能です。
Cala Luna Boutique Hotel
北西部のガナカステ州、タマリンドのビーチに位置するブティックホテル。74エーカーの農園(Finca La Senda)と連携し、1997年から再生型農業を実践。オーガニック食事、ヨガクラスが日課で、リゾートと熱帯雨林のエネルギーが融合した滞在が楽しめます。
Harmony Hotel
サーフタウン・ノサラにあるラグジュアリー・ブティック。個別の茅葺きヴィラと受賞歴のあるスパ(Harmony Healing Centre)を備え、収益の一部は非営利団体The Harmony Fundへ。再生型農業をテーマにした教育動画を制作し、レストランは地元産の持続可能な食材を使用しています。
Olas Verdes
ノサラのオスティオナル・ノサラ野生動物保護区に隣接した手頃な価格のロッジ。巨大なポチョテ樹の根元にあるオープンエアヨガデッキで毎日クラスが開催され、地域の再植林活動や公立小学校への支援(Pack for a Purpose)にも参加できます。
El Silencio Lodge & Spa
バホス・デル・トロの雲霧林保護区内にある500エーカーのプライベートリゾート。宿泊者は無料の「木を植える」プログラムで炭素オフセットに貢献し、オーガニックガーデンやトラウト池で自ら食材を選んで料理を楽しめます。中米唯一のRelais & Châteaux認定ロッジでもあります。
Finca Rosa Blanca
サンホセ郊外のヘレディア山岳地帯にあるコーヒー農園とイン。30年以上にわたり再生型観光を実践し、5,000本以上の在来樹を植樹。全スタッフが地元雇用で、訪問者は農園で収穫したコーヒーを直に味わえます。
地域と自然を豊かにする体験
ARA Tours
バードウォッチング、ハイキング、ウェルネスツアーなど、要望に合わせたオーダーメイドツアーを提供。CST認証取得に加え、2020年に気候変動局から「Carbon Neutrality Plus」賞を受賞し、カーボンニュートラル国プログラム2.0の基準を満たしています。
Horizontes Nature Tours
35年の歴史を持つツアー会社で、オーダーメイドはもちろん、カリブ南部のラフティングや世界有数の生物多様性を誇るコルコバド国立公園ツアーなども提供。CST認証は16年連続で取得しており、信頼性の高さが伺えます。




