銀の司令部(Comandancia de la Plata)
概要
濃い雲霧に包まれた山岳の稜線に築かれた『銀の司令部』は、1958年にフィデル・カストロがシエラ・マエストラでの一年間の逃亡生活の末に設立した、キリシタン革命の拠点です。標高の高い岩山と密集した雲霧林に隠されたこの施設は、バティスタ政権の軍勢を徹底的に回避し、キャンペーン全期間にわたり無事に機能し続けました。
施設の概要
1950年代の姿をほぼ保ったまま、シンプルな木造建築が16棟点在しています。中心にある「カサ・デ・フィデル(フィデルの家)」を起点に、開けた空き地から急な登り坂を抜け、密林の中へと続く道が本部へと導きます。
見どころ
・入門ミュージアム:基地の歴史と革命の背景を紹介。
・カサ・デ・フィデル:七つの隠し脱出口を備えた巧妙な設計が特徴です。
・ラジオ・レベルデの無線塔:ここから反乱軍が初期の放送を行い、情報を拡散しました。
・医療施設(病院):負傷者の叫びが外部に漏れないよう、意図的に本部から離れた場所に設置されています。
訪問情報
サント・ドミンゴにある「フロラ・イ・ファウナ情報センター(Centro de Información de Flora y Fauna)」が管理しており、入園には認定ガイドの同行が必須です。まず公園管理事務所でガイドを手配し、5kmの道路を利用してアルト・デル・ナランホへ向かいます。その後、泥道を4kmほど歩くと本部に到着します。予約はヴィラ・サント・ドミンゴのエコツアー事務所で受け付けています。




