モントレー湾でのホエールウォッチング体験記
はじめに
ロサンゼルスからサンフランシスコへ太平洋岸ハイウェイを走ると、野生動物との出会いが数多くあります。カリフォルニア沿岸でのホエールウォッチングは、そんな旅のハイライトのひとつです。GlobetrotterGirls のベテラン旅行者として、私たちはモントレー湾でのツアーを予約し、壮大なクジラの姿を期待していました。ところが、荒れた海に乗り出し、乗客の一人がひどい船酔いに見舞われ、手すりにしがみつきながら海鳥にエサをあげる羽目になりました。
期待していたのは、次のような穏やかなクルーズです。
あるいは、同様にスリリングなシーンです。
カリフォルニア沿岸のクジラ種
カリフォルニアの海岸は通年クジラの回遊ルートです。グレー・ホエールは春にメキシコからアラスカへ、12月に南下します。ハンプバックは春に、シロナガスクジラは6月から10月にかけて姿を見せます。モントレー湾はその中でも有数の観測スポットで、数多くのツアーが「クジラが必ず見える」保証を掲げています。
ツアー選択のポイント
私たちが選んだのは、Monterey Bay Whale Watching。料金が手頃で、最長コース、船上に海洋生物学者が常駐、そして20年以上の運営実績が魅力でした。
興味深いことに、ツアー全行程で別の運営会社が提供する Pacific Explorer の船に追随され、価格差だけでなく、結果に大きな違いがないことを実感しました。
実際のツアー体験
出航は快晴で、港内は波が穏やかでした。
しかし、沖に出ると白波が1メートルほどの高さにまで立ち上がり、約3時間にわたって激しい揺れが続きました。乗客の多くが船酔いに苦しみ、クジラ観察の期待は次第に薄れていきました。
体調が大丈夫だった乗客は、必死に遠くの水平線を探しましたが、荒波の影響かクジラの姿はまったく見えませんでした。
その代わりに、イルカの群れが船の周りを楽しげに泳ぎ回り、カメラを安定させるのが一苦労でした。
しかし、荒波のせいでカメラが転落しそうになる場面もあり、結局はイルカだけが私たちの唯一の“出会い”となりました。

帰港後の光景
港に戻ると、アシカやペリカン、海のカワウソが近くでくつろいでいるのが見えました。長時間の港内クルーズは、ツアーの約束を満たすための余分な時間に思え、既に疲労感が増すだけの結果となりました。


振り返りと教訓
今回の経験から、事前の情報収集の重要性を痛感しました。クルーは最近のクジラ目撃率が低いと告げ、公式サイトにも最新の目撃ログが掲載されていませんでした。雨天時の再予約券は提供されたものの、遠方から来た私たちにとって再挑戦の機会は限られています。




