バルパライソの真髄は、反体制派の足跡に刻まれている
ディシデンテス墓地でバルパライソの本質を体感
バルパライソ(チリ)の真髄を知りたいなら、まずは「Cementerio de Disidentes(ディシデンテス墓地)」へ足を運びましょう。ここには19世紀にこの港町を形作った先駆的な移民たちの物語が、墓石に刻まれています。
反体制派(ディシデンテス)とは
当時のバルパライソは世界有数の繁忙港で、カトリック以外の外国人――イギリス人、欧州諸国の冒険者、その他多様な移住者――が集まりました。彼らの墓石は英語、ドイツ語、スペイン語などで記され、波乱に満ちた生涯や壮絶な最期を語りかけてきます。



墓地は第1墓地と第2墓地の間に位置し、エクアドル通りを登る急な坂道を上った先に広がります。港全体と、色とりどりの40以上の丘が一望できる絶景スポットです。
世界最も国際的な墓地を巡るガイドツアー
以下の写真は、ツアーで実際に見られる代表的な墓石です。
イギリスとニューヨーク出身の二人が、バルパライソで永遠の安息を迎えました。
商船の船員は過酷な生活を送り、若くして命を落とした者も少なくありません。
カール、オスカー、マリー、エドゥアルド――生まれはドイツでも、心はバルパライソに根ざした家族です。

「Ruhe Sanft」(安らかに眠れ)という言葉が刻まれた墓石です。



中国系移民の波もこの地に根付いています。

遠く離れた異国の旅人たちの物語に、私たちも旅人として深い共感を覚えます。グローバルな旅がますます活発になる中、次世代の墓地はこの多文化遺産をどのように受け継いでいくのでしょうか。
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