トンネルとピナコテカ:ベレン聖母教会の地下遺構と植民地美術コレクション
地下トンネルと願いの泉
ベレン聖母教会(Parroquia de Nuestra Señora de Belén)の地下には、全長約60メートルに及ぶ3本のトンネルが広がっています。トンネル内には水が湧く井戸が点在し、現在は訪問者がコインを投げ入れる「願いの泉」として親しまれています。また、敷地内各所に散らばる骨壺には人骨が納められており、歴史的な雰囲気を醸し出しています。
ピナコテカ・デ・アシエントスの宝物
同じ敷地内に位置するピナコテカ・デ・アシエントスは、植民地時代の貴重な美術品を収蔵する美術館です。特に、ニュー・スペイン出身のバロック様式を代表する画家ミゲル・カブレラ(Miguel Cabrera)の祭壇画やキャンバスが多数展示されています。
ラテンアメリカ唯一の作品として、以下のような貴重な絵画が所蔵されています。
- 「イエス幼子の割礼」(La Circuncisión del Niño Jesús)
- ヨルダン川でのイエスの洗礼を描いた作品
- 悲しみの聖母(Virgen Santísima de la Tristeza)の真実の肖像画
これらの作品は、植民地期の芸術と信仰が交差する貴重な証言として、訪れる人々に深い感銘を与えます。




