ニコラス・ロエリヒ美術館
ヒマラヤの山々を描いたロシアの画家ニコラス・ロエリヒの元私邸が、現在は美術館として一般公開されています。私はナガールに4か月滞在したものの、今までこの場所を訪れたことがありませんでした。旅行記を書きながら、自分がどれほど無頓着だったかを反省しています。
ニコラス・ロエリヒ美術館
ロエリヒは1920年代後半から1947年に亡くなるまで、ここに暮らしていました。元々は私邸だった建物は、現在は2階建ての美術館として整備されています。

敷地に入ると、まず1930年製のドッジ4ドアセダンが丁寧に保存されているのが目に入ります。

1階(ロエリヒ・ミュージアム)
1階はロエリヒの作品や遺品が展示されたミュージアムです。オリジナルの絵画や、1km離れたトリプラ・スンダリ寺院の解釈画などが見られます。



2階(ロエリヒの記念住宅)
2階はロエリヒが住んでいた当時の様子を再現した記念住宅です。部屋自体への立ち入りは制限されていますが、バルコニーからガラス越しに家具やインテリアを眺めることができます。

ここでは、ロエリヒの息子スヴェトスラフの妻で、インド映画の初期女優デーヴィカ・ラニに関する展示も見られます。

ニコラス・ロエリヒについて
ロエリヒはサンクトペテルブルクで生まれ、画家・弁護士・哲学者として多彩な活動を展開しました。特にヒマラヤを題材にした約7,000点の作品で知られ、500点以上がヒマラヤの風景です。
また、戦時中の文化財保護を訴えた「ロエリヒ条約」の提唱者でもあります。

ロエリヒはノーベル賞にも複数回ノミネートされたことがあります。
訪れる価値は?
ナガール城とは異なり、ロエリヒ美術館は彼の人生と芸術を同時に体感できる貴重なスポットです。作品だけでなく、当時の生活空間も再現されているため、画家の人となりが伝わります。

基本情報
- 開館年:1962年(スヴェトスラフ・ロエリヒ創設)
- 運営:ヒマーチャル・プラデー州政府とロシア政府の共同トラスト
- 正式名称:ロエリヒ・ヘリテージ・ミュージアム
- 営業時間:月曜除く毎日 9:00〜17:00
- 入場料:1人 50ルピー(現金・デジタル決済可)
- 所在地:ナガール城から約1.5km、Googleマップで検索可能
- 撮影禁止:絵画の撮影は原則禁止(セルフィー等はモラル的に控える)

周辺の食事スポット
プーナム・アンティー(Poonam Aunty’s)
ナガールの特製ティーとシッディ(インドの甘いパン)が楽しめる小さなオープンカフェです。オムレツ、レモンティー、パラタなど、家庭的な料理が揃っています。


宿泊施設
Namaste Homestay
2ベッドルーム+キッチンのユニットで、雪景色を望むバルコニー付きです。家族が常駐しているため、食事は低価格で提供してもらえます。月額30,000ルピー、1泊あたり1,800ルピーで利用可能です。


Crystal Art Cafe & Hostel
予算重視のバックパッカー向けに、1泊300ルピーでドミトリーとキッチンが利用できます。Booking.comから予約可能です。

The North
伝統的なヒマーチャリ風の木石造りの宿泊施設です。3階建てで、モダンな快適さと古民家の雰囲気が融合しています。





