ジョージタウン(ペナン)のストリートアート完全ガイド
ジョージタウンに来たら、屋台グルメや白砂のビーチだけでなく、街中に点在するストリートアートも見逃せません。ペナンのストリートアートは、同町を“モダン・ヘリテージタウン”と呼ぶ理由のひとつです。歴史ある建築と新しい芸術が融合した光景は、訪れる価値があります。
ペナンのストリートアート概要
ペナン州は2009年、“Marking George Town”キャンペーンのもと、ユネスコ世界遺産に登録されたジョージタウンを国内外にアピールする目的で、国際的なアーティスト募集を行いました。入選作品は、地元の声で街の歴史や住民の物語を語る“Voices of the People”というテーマのもと、タン・ムンキアンが指揮したスチールロッド彫刻として実装されました。2010年に制作が始まり、現在までに合計52体が設置されています。
2012年には、ペナン市議会がエルネスト・ザカレヴィチを招聘し、“Mirrors George Town”プロジェクトを実施。彼の作品は、観光客の注目を集め、ジョージタウンのトップ観光スポットのひとつとなりました。

エルネスト・ザカレヴィチの作品
ザカレヴィチの壁画は、リアルなオブジェと組み合わせることで、まるで絵が実体化したかのような錯覚を生み出します。椅子に手を伸ばす少年や、リキシャで休憩する老人など、鑑賞者が二度見しないと気づかないほど自然に描かれています。
主な作品はレブ・ラーメニア(Lebuh Armenian)とガット・ラーメニア(Gat Lebuh Armenia)に集中していますが、時間が限られる場合はこの二つの通りに絞ると効率的です。
なお、ザカレヴィチが直接描いた壁画は全8点です。残りは他のアーティストが手掛けたものですが、どの作品も同様に魅力的です。
スチールロッド彫刻
壁画に加えて、ジョージタウンにはスチールロッド彫刻も多数点在しています。これらは地域の歴史や産業、信仰を象徴するもので、解説プレートを読むと背景がより深く理解できます。
例として、アフマド・ラシッド・タルが赤ん坊の姿で描かれた作品や、レブ・アチェ(Lebuh Acheh)にある倉庫から脱出する様子を表した彫刻、ラブ・レーン(Love Lane)の“浮気夫”などがあります。笑いを誘うものも多く、ペナンの文化をユーモラスに伝えています。
ストリートアートの巡り方
街のマップやガイドブックはルートが微妙に異なるため、少なくとも30点の壁画と52点のスチールロッド彫刻が網羅された地図を手に入れることをおすすめします。ホテルや観光案内所で配布されているマップを交換すれば、見逃しが減ります。
観光案内所はレブ・パンタイ(Lebuh Pantai)にあります。ここで最新のストリートアートマップと、各作品の簡単な解説を入手できます。

ジョージタウンの魅力
ストリートアートだけでなく、ジョージタウンは三大古代文明が交差する歴史的都市です。美しい植民地建築と東南アジア最高峰のグルメが融合し、訪れる人々を魅了します。
面積約100ヘクタール、主要通りはペンカラン・ウェルド、レブ・パンタイ、ジャラン・マスジド・カプタン・ケリング、ロロン・ラブの4本です。1,700棟以上の歴史的建造物が点在し、2008年にユネスコ世界遺産に登録されました。

四季を通じて訪れることができ、歴史・アート・食・文化が織りなす独特の空気を体感できます。




