日本旅行の荷物ガイド:持ち込み・預かり・宅配のポイント
目次
日本を旅行する際は、できるだけ荷物を軽くまとめることを強くおすすめします。多くの列車は大型荷物用のスペースが限られており、駅のバリアフリー化は進んでいるものの、エスカレーターやエレベーターがないホームもあります。また、サイズの大きいコインロッカーは数が限られているため、荷物が多いと不便です。
交通機関での荷物
列車の場合
通勤・通学ラッシュ時の都市部や長距離列車では、大型スーツケースを置く余裕がほとんどありません。成田エクスプレスや関空快速(Haruka)など空港直通列車、そして東日本の一部新幹線では大型荷物用の専用スペースが設けられていますが、基本的には大きなスーツケース、ベビーカー、楽器、スポーツ用品は持ち込まない方が無難です。
JRの規定では、乗客1人あたり小さなバッグを除き、荷物は最大2個まで持ち込めます。1個あたりの重量は30kg以下、3辺の合計は250cm未満、長さは200cm以下です。
ほとんどの列車には上部荷物棚があり、新幹線では高さ約40cm、奥行き約60cmの棚があり比較的大きめの荷物を置くことができます。その他の列車では棚が小さめです。また、新幹線の座席間は足元が広く、ミディアムサイズのスーツケースと足を同時に置けることもありますが、快適さは保証されません。
長距離列車の多くの車両では、最後尾の座席の背後に2〜3個分の大型荷物スペースがあります。ただし、セキュリティ上、最後列に座っている乗客のみがそのスペースを利用できるルールです。
大型荷物の新ルール(2020年5月施行):東海道・山陽・九州新幹線では、3辺の合計が160cmを超える荷物は、最後列の座席を予約しなければ持ち込めません。予約なしで乗車した場合、車掌の指示で別の場所に移動させられ、1000円の追加料金が発生します(Japan Rail Passは適用外)。予約は窓口、券売機、オンラインで事前に可能です。
バスの場合
空港バスや高速バスは大型荷物用の別室があり、乗客1人あたり1〜2個までの制限があります。小さなバッグはバス内に持ち込めます。一方、市内バスには荷物置き場がなく、大型荷物での乗車は混雑時に非常に不便です。
航空機の場合
国内線の手荷物規定は航空会社により異なります。フルサービスキャリアは無料で一定量の預け荷物と機内持ち込み荷物を認めますが、格安航空会社は厳格な重量・サイズ制限を設け、超過分は追加料金が必要です。
タクシーの場合
タクシーはトランクに大型スーツケースを数個まで積めるため、駅や空港からホテルへの荷物運搬に便利です。
レンタカーの場合
大都市圏外では、レンタカーを利用すると荷物を車内に収納でき、駅やバスの混雑を回避できます。
荷物の預かり・コインロッカー
荷物預かりカウンターは空港に多く、サイズに応じて1日500〜1000円程度です。大きな駅にも有人カウンターがあり、料金は概ね同程度ですが、駅のカウンターは当日受け取りが原則です。
コインロッカーはほぼすべての駅や観光地の入口に設置され、サイズは「小」「中」「大」の3種類が主流です。
- 小型
約35cm×34cm×57cm(13×13×22インチ)
最も一般的で、ほぼ全駅に多数設置。 - 中型
約57cm×34cm×57cm(22×13×22インチ)
主要駅に中規模で配置。 - 大型
約117cm×34cm×57cm(44×13×22インチ)
主要駅に限られた数で設置。
料金はカレンダー日(0時~24時)単位で、小型300円・中型400円・大型は500〜600円です。3日以上利用するとロッカーは駅員により空にされます。
利用手順は、1)空きロッカーを探す、2)荷物を入れる、3)100円硬貨を投入、4)扉を閉め鍵を回す、5)鍵を持ち出す、の5ステップです。最近はSuicaやPASMOなどICカードで支払えるロッカーも増えています。
荷物の宅配サービス
宅配便(たくはいびん)を利用すれば、荷物を駅や空港、ホテル、コンビニ、自宅までドアツードアで届けてもらえます。基本は翌日配達ですが、遠隔地や離島では3日程度かかることがあります。配達日時の指定も可能です。
主な観光地でのサービス例:
- 京都
約1,000円で、京都駅の荷物カウンターとホテル間、またはホテル同士の同日配送が利用可能。 - 東京
約1,800円で、東京駅(日本橋口)とホテル間、または東京駅から羽田空港への同日配送が可能。成田空港への翌日配送や通常便もあります。 - 箱根
800〜1,500円で、箱根湯本駅と周辺ホテル間の同日配送が利用可能。 - 立山黒部アルペンルート
1,500〜2,000円で、富山駅・立山駅・信濃大町駅とルート上のホテル間の同日配送が可能。 - 木曽谷
1,000円で、妻籠と馬籠間の旧中山道歩行者向けに同日配送が提供されます(冬季は不可)。




