野生体験:自然愛好家のためのサファリ選択肢
ライオンやゾウ、ヒョウといったカリスマ的な大型動物を観察できるアフリカのクラシックサファリは、旅行の中でも最も胸躍る体験のひとつです。しかし、野生動物ツーリズムは混み合ったジープ列車だけにとどまらず、世界中で自然の驚異と親密に触れ合える多彩な選択肢があります。
インド・バンドハヴガルとカンハ国立公園でのトラ追跡
インドのトラは驚異的な回復を遂げ、2016年の調査では国内に約2,500頭、全世界の約70%が生息しています。広大な国土でトラを見つけるのは容易ではありませんが、見つけたときの感動は格別です。
Himalayan Footsteps(himalayanfootsteps.com)は、認定自然学者が同行する13日間の遠征を提供。バンドハヴガルとカンハ国立公園を巡り、2月から4月がベストシーズンです。トラが現れなくても、ナマケモノ、ジャッカル、灰色マングース、250種以上の鳥類が観察できます。双眼鏡は必携です。

ペルー・バジェスタス諸島での海鳥ショー
バジェスタス諸島は「貧乏人のガラパゴス」と呼ばれることがありますが、実際は豊かな海鳥コロニーやアシカ、ウミオットセイが棲む未踏の楽園です。ダーウィンがビーグル号で通り過ぎた際にも記録は残されていません。
パラカスからチャーター船で出航し、専門ガイドが同行します(上陸は禁止)。ペルーペリカン、フンボルトペンギン、青足ブービー(ブルーフットブービー)やアシカの群れが波間で躍動する様子を間近で観察できます。

インドネシア・コモドドラゴンとオランウータンの旅
インドネシアは自然の宝庫ですが、やはりコモドドラゴンほど圧倒的な存在感を持つ生き物は少ないでしょう。世界最大のトカゲが闘う姿は、まさに恐竜の復活のようです。
Responsible Travel(responsibletravel.com)の13日間の島嶼巡礼では、まずコモド島でドラゴンを観察し、続いてボルネオ島へ移動。絶滅危惧種のオランウータンと、長鼻類のサルやシロテテテテコなど、多様な熱帯雨林の住人に出会えます。

フィンランド・ネルリムでのオーロラ追跡
北極圏から約300km北、ロシア国境に近いネルリムは、光害がほとんどなくオーロラ観測に最適な場所です。
Aurora Zoneはネルリム・ウィルダネス・ロッジ(theaurorazone.com)と提携し、夜間に最大250kmの移動サファリを提供。昼間はトナカイの群れや、運が良ければヒグマやオオカミに遭遇することもあります。防寒対策は万全に。

英国オークニー諸島でのシャチ観察
イギリスでのシャチ目撃の90%は、シェットランドとオークニー諸島の荒々しい海岸付近で報告されています。
群れは最大150頭に達し、ホイッスル・ヘッドやオールド・マン・オブ・ホイといった崖の上から観察できます。ボートは不要です。パイロットクジラやミンククジラ、イルカ、希少なコーンレークの鳴き声も聞けるかもしれません。

ケニア・ライキピア高原での乗馬サファリ
赤道直下に位置するライキピアのプライベート保全区は、混雑しないビッグファイブ(ライオン、ゾウ、バッファロー、ヒョウ、サイ)の観察スポットです。
Offbeat Safaris(offbeatsafaris.com)が提供する10日間の乗馬サファリでは、広大なサバンナとロルダイガ丘陵を馬で駆け抜け、熟練ガイドが自然と動物の動きを解説します。真のアフリカ野生体験です。

コスタリカ・マヌエル・アントニオ国立公園でのナマケモノ観察
地球の陸地の0.03%しか占めないコスタリカは、世界の生物多様性の6%を抱える生物の宝庫です。ジャガーは稀ですが、ナマケモノやカプチンモンキーは至る所で見られます。
Travel Excellence(travelexcellence.com)は、現地の生態系に詳しいトップガイドを配置し、トゥーカンや美しいケツァルなどの鳥類観察もサポートします。
週刊ニュースレターに登録して、専門家が選ぶ旅行インスピレーションやヒント、限定オファーをご覧ください。




