世界の奇抜なウィンタースポーツスポット10選
アルプスのロッジ、チョコレートクレープ、湯気の立つ温泉、そしてグリューワイン――典型的なスキーリゾートの光景を思い浮かべてみてください。そこに活火山やアフリカの夕焼け、スロープを駆け抜けた後のロガンジョーシュの温かな一皿が加わったら、アフタースキーは単なるチーズフォンデュやサウナだけではなくなります。今回は、世界の意外な場所で体験できる本格的なウィンタースポーツを10カ所ご紹介します。
インド(カシミール・グルマルグ)

インド・カシミールのグルマルグは、政治的な課題や野生動物、標高の高さ、軍事的な制約があるものの、熱心なウィンタースポーツ愛好家を引き寄せるヒマラヤの宝石です。世界最高地点にあるゴンドラ式リフトからアクセスできるスキーコースは、豊富な積雪で「カレー粉」と呼ばれるほど白く覆われています。オフパイステルでも安全に滑るためには、経験に関わらず現地ガイドの同行が必須です。
アフガニスタン(バーミヤン)
正式なスキーリゾートは未整備ですが、バーミヤン州で開催される Afghan Ski Challenge は、7kmのマラソンレースとして「アウトバック・スキー」の名にふさわしい過酷な体験を提供します。リフトや救助隊はなく、医療支援も最小限。参加者は完全に自立できることが求められます。
ハワイ(マウナ・ケア)

ハワイ島のマウナ・ケアは、朝はスキー、昼はサーフィンと、まさに二つの極端なアクティビティを同日で楽しめます。火山活動が止まったこの山は「白い山」と呼ばれ、急斜面が広がりますが、リフトは一切なく、4WD車が唯一のアクセス手段です。上級者向けで、初心者は星空観測やビーチでのカクテルを楽しむのが無難です。詳細は skihawaii.com をご覧ください。
チリ(ヴィラリカ火山)
南米リオ・デ・ラ・プラタの湖沼地帯に位置するヴィラリカ火山は、1971年に最後の噴火を記録した活火山です。スキーリゾート Ski Pucon は、溶岩流のすぐ近くで滑走できる珍しい体験を提供し、スノーボーダーに人気の20本のコースがあります。拠点は風光明媚なプコンです。
ギリシャ
海岸線で有名なギリシャですが、内陸部には本格的なスキーリゾートが点在し、初心者から上級者まで楽しめる多彩なコースがあります。滑走の合間に古代遺跡を巡ったり、アフロディーテ、ヘラ、ヘルメスといった神話にちなんだ名前のコースでロマンチックな体験ができます。
モンゴル(スカイリゾート)

ウランバートルから車で13km、ボグド・ハン山の麓に位置する スカイリゾート は、初心者から上級者まで対応する13本のコースを備えています。自然降雪が少ないため、人工降雪機が頻繁に稼働します。訪問の際は、巨大なチンギス・ハン像も見逃せません。
レバノン(Mzaar Kfardebian)
ベイルートから車で1時間、レバノン最大のリゾート Mzaar Kfardebian は、全長80km、42本のコースを誇ります。12月から4月までのシーズンは自然雪が豊富で、アルペン、スノーボード、クロスカントリーのすべてが楽しめます。スキーは1960年代から続く歴史あるスポーツです。
レソト(AfriSki)
標高1,000m以上の「空の王国」レソトでは、標高3,200mに位置する AfriSki が主役です。6月から自然雪と人工雪が混在し、メインコース1本と初心者エリア、スノーボードパークがあります。リゾートは遠隔地らしく、天井に固定されたスノーボードで撮影されたカバレや逆さまハウスのフォトスポットが人気です。
モロッコ(Oukaïmeden)

マラケシュから80km離れたアトラス山脈の Oukaïmeden は、雪の降り方が不安定で装備も限られますが、1月から4月の短いシーズンにヘリスキーが楽しめます。冒険心をくすぐるエピックな体験が待っています。
南アフリカ(Tiffindell Ski Resort)
サファリだけが有名な南アフリカですが、東ケープ州にある Tiffindell Ski Resort は、2013年の改装以降、3か月間の南半球冬季シーズンを提供しています。メインスロープ1本と、国内最高標高に位置するアフタースキー用パブが特徴です。
注目の未来スポット:北朝鮮(Masik Hill)
金正恩政権が計画中の Masik Hill(万石山) に、世界クラスのリゾートが建設中です。外部からの観光客も近い将来受け入れられる可能性があり、今後の動向に注目です。




