エクストリーム料理:世界の驚きのエキゾチックフード10選
旅行は私たちに、欧米の味覚ではなかなか体験できないユニークな料理と出会わせてくれます。今回は、エディ・リン著『Extreme Cuisine』の言葉を引用しつつ、世界各地の「エキゾチック」な料理10品をご紹介します。「美味しい」か「まずい」かの違いはたった一文字です。
ウィチェティ・グラブ(オーストラリア)
ウィチェティの木やユーカリの根に潜む太くて丸い幼虫は、先住民の何千年もの食料です。約7cmに成長し、樹液を食べて蛾になる前に採取されます。その味は卵黄のようなジューシーさに、ほのかな鶏肉の風味が加わります。
テストィクル(アフガニスタン)
世界各地で食べられる動物の精巣。アフガニスタンでは羊の精巣を串に刺してグリルし、レモンとスーマックで味付けしたケバブにします。薄くスライスし、膜を剥がして軽く炒めると、柔らかくスポンジ状の食感が楽しめます。
エイ(アイスランド)
サメの仲間であるエイは、毒針を持つ尾が特徴です。アイスランドでは独特の発酵手法で強い香りに仕上げ、マレーシアやシンガポールでは新鮮なまま、スパイシーに、あるいはバーベキューで提供されます。肉質は密度が高く、魚とロブスターを合わせたような味わいです。
ナマコ(中国)
野菜ではなく、ウナギのような形をした海の動物です。乾燥ナマコは水に12時間浸して戻し、野菜と一緒に2時間煮込みます。味は淡泊で、独特のぬめりがあり、フォークで食べるのが一般的です。
サソリ(タイ)
毒針があるものの、アジアではタンパク源として重宝されています。北京では串焼きに、タイでは揚げてウイスキーに浸すという食べ方があり、外はポップコーンのようにカリッと、中は軽く蒸発したような食感です。
豚の顔(中国)
中国のバーベキュー店で目立つ「豚の顔」は、耳は厚めのポテトチップスのようにカリカリ、頬肉は柔らかく、目は丸ごと提供されます。鼻から尻まで使い切る食文化の象徴です。
モルモット(ペルー)
ペルーでは「クイ(cuy)」として家庭で育てられ、ローストして食べます。外見はネズミに似ていますが、味はウサギに近く、若い個体ほど皮がパリッとします。
バッタ(メキシコ)
メキシコ・オアハカの「チャプリン(chapulines)」は、ビールやタコス、ガカモレと相性抜群です。若いバッタは茹でて洗い、ライム、塩、チリで乾煎りし、軽いサクサク感と草原のような土の香りが楽しめます。
フグ(日本)
フグは致死性のテトロドトキシンを持ち、ほんの数粒で30人が死亡すると言われます。免許を持つ料理人が慎重に毒部位を除去し、透明に薄く切って提供します。味はほとんどなく、食べられるスリルが魅力です。
チチャ(ラテンアメリカ)
トウモロコシ、カッサバ、果実などを原料にした伝統的な発酵飲料です。酵素でデンプンを糖に変え、古代インカでは唾液を利用した方法、現代では沸騰と発酵で作ります。甘さや風味は材料と製法次第で多様です。




