ルイス・オーシャンベイ・ヘリテージ・プリザーブでハイキングを楽しむ
マートルビーチからすぐ近くの1万エーカー保護区
マートルビーチ中心部から数分の場所に、ルイス・オーシャンベイ・ヘリテージ・プリザーブがあります。サウスカロライナ州自然資源局(SCDNR)が管理するこの10,000エーカーの自然保護区は、カロライナ州特有の高濃度の希少植物、食虫植物ビーナス・フライトラップ(Dionaea muscipula)が自然に自生する数少ない場所のひとつです。

保護区への入口は、カロライナ・フォレスト地区とコンウェイの間に位置するインターナショナル・ドライブからです。一見すると、長葉松が高く伸びた木陰の下に、低木やシダ、松ぼっくり、針葉が広がる荒々しい風景に見えますが、風に揺れるシダの葉先に目を向けると、そこに隠された繊細な美しさと豊かな生態系が感じられます。
ベイ(沼地)の謎
保護区内には大小さまざまな楕円形の低地「ベイ」が点在しています。その起源は未解明で、Google Earth から見ると北西‑南東にほぼ同一の向きで配置されていることがわかります。ベイは周囲より数メートル低く、直径は数千フィートに及ぶこともあります。

食虫植物の探索
ハイキング中にビーナス・フライトラップや、チャールズ・ダーウィンが「世界で最も素晴らしい植物」と讃えたイエローピッチャープラント(Sarracenia flava)などの食虫植物を探すのが楽しいです。これらの植物は栄養が乏しい土壌を昆虫で補います。ビーナス・フライトラップは保護対象で、野生の採取は違法ですが、栽培されたものは市販されています。

管理と自然火
SCDNR はこの生態系に不可欠な自然火を再現するため、定期的に計画的な燃焼(prescribed burn)を実施しています。燃焼後は低木が除去され、酸性土壌がリセットされることで、ビーナス・フライトラップを含む新芽が次々に姿を現します。

今回の訪問ではビーナス・フライトラップは見つかりませんでしたが、鮮やかな黄色のピッチャープラントが多数観察できました。甘い蜜で昆虫を誘い、捕らえて消化する姿は圧巻です。保護区には在来ラン、ハクトウワシ、絶滅危惧種のレッドコッケッドウッドペッカー、そしてサウスカロライナ州最大のヒグマ個体数も生息しています。ハイキングはもちろん、マウンテンバイクや乗馬(乗馬は主に道路上に限られる)も楽しめます。季節限定の許可狩猟も実施されています。

ベイの成因に関する仮説
ベイの形成については、古代の隕石衝突や風向き、氷河期の氷塊が流れ込んだという説があります。研究者の中には、約80万年前にミシガン州サギナウ湾近くで起きた氷河期の出来事で、氷塊が東へ運ばれた結果、現在のベイができたとする見解もあります。砂層や古代河川の痕跡は、隕石よりも氷河起源を支持しています。
マートルビーチの海岸からわずか数分の場所に位置するルイス・オーシャンベイ・ヘリテージ・プリザーブは、自然と触れ合い、心身をリフレッシュできる理想的な逃避場所です。州所有・SCDNR 管理の保護された宝石のような場所です。
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