カンザスシティへ足を運びたくなる映画特集
カンザスシティへ足を運びたくなる映画特集
映画館や自宅のスクリーンで観るとき、ハリウッドの名作や人物の多くがカンザスシティにルーツを持っています。撮影が行われた作品、ロケ地として描かれた作品、そして街の出来事にインスパイアされた作品――いずれも受賞歴のある傑作です。映画好きならぜひカンザスシティを訪れ、スクリーンの世界を実際に体感してみませんか。
以下は、カンザスシティへの旅心をくすぐるおすすめ映画です。
永遠の名選手たちの足跡をたどる

ネグロリーグ野球博物館やカンザスシティ・モナークスの歴史は、この街で色濃く語られています。メジャーリーグが統合される前、黒人選手たちはネグロリーグで熱戦を繰り広げました。その中で、1947年にカラー・バリアを破ったジャッキー・ロビンソンが主演した映画『42』(2013)は、野球だけでなくアメリカ社会の転換点を描いています。ロビンソンはモナークスのスター選手としてカンザスシティでキャリアをスタートさせたことをご存知ですか? この歴史に触れたくなる気持ちは必至です。
悪名高きアウトローを追う

ミズーリ州ケアニー出身の無法者ジェシー・ジェームズは、19世紀に銀行やステージコーチ、列車を襲撃して名を馳せました。ブレッド・ピットが演じた『The Assassination of Jesse James by the Coward Robert Ford』(2007)は、賞にノミネートされた作品で、ジェームズ・ギャングの崩壊と、彼を暗殺し賞金を狙うロバート・フォードの葛藤を描きます。ケアニーには『Jesse James Birthplace Museum』が、1時間ほど北に足を伸ばせば『Jesse James Home Museum』があり、実際に彼が撃たれた現場を訪れることができます。
地元出身のジャズレジェンド

カンザスシティはジャズの聖地として知られ、多くのミュージシャンがここで芽を出しました。その中でもサクソフォーン奏者チャーリー・“バード”・パーカーは、クリント・イーストウッド監督の伝記映画『Bird』(1988)の主人公です。フォレスト・ウィテカーが演じるパーカーは、18th & Vine地区で名を上げた後、ニューヨークへと活躍の場を広げました。パーカーの足跡はカンザスシティの『American Jazz Museum』でも詳しく紹介されています。
ハリウッドが描く衝撃の警告

テレビ映画『The Day After』(1983)は、カンザス州ローレンスとカンザスシティで撮影され、核戦争後のアメリカを描きました。その衝撃的な映像は、当時の大統領ロナルド・レーガンさえ「非常に効果的で大変落胆した」と語り、米ソの軍拡競争に影響を与えたと言われています。放送当時は1億人以上が視聴し、いまだにテレビ映画史上最高視聴数を誇ります。映画にはカンザスシティの象徴『Liberty Memorial』が重要なロケ地として登場し、物語の中で破壊されるシーンが印象的です。
昔のカンザスシティを再訪する

映画監督ロバート・アルトマンはこの街で生まれ育ち、1996年の犯罪映画『Kansas City』に自身の愛情を注ぎました。ジャニファー・ジェイソン・リーが演じる女性は、夫を救うために政治機構と対峙します。主要シーンはユニオン・ステーションや18th & Vine歴史地区で撮影され、映画公開後に駅の再整備が進められ、文化的ランドマークとして復活しました。
映画で振り返る第一次世界大戦

アカデミー賞作品賞『Lawrence of Arabia』(1962)やスティーブン・スピルバーグ監督の『War Horse』(2011)は、第一次世界大戦の異なる側面を描いています。カンザスシティの『National WWI Museum and Memorial』では、これらの映画が取り上げた戦場や人物の詳細が展示され、映画ファンや歴史愛好家にとって貴重な学びの場となっています。




