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子供連れで再訪するアテネ:家族旅行の思い出とおすすめスポット

ギリシャ系アメリカ人の女性が、2人の子どもを連れて母国へ再訪。絶景、温かいおもてなし、ゆったりした期待、そしてスブラキが旅を救った。

ATHENS – ある人はサマー ハウスを持ち、ある人はキャンプ場を所有する。私たちの夏はギリシャだ。毎年、子どもたちと時には夫も一緒に、父が生まれた土地、子ども時代を過ごしたアテネへ向かう。14歳になるまで毎夏を過ごした場所だ。子どもと一緒の年は大変なこともあった(例:コルフ島のヴェネツィアン邸で授乳ポンプが電気系統をショートさせた、フライト中に子どもが母に手足口内炎を移し、母の爪が抜けた)。それでも、乗り継ぎや時差、親戚の家でマットレスに寝る夜を乗り越えてでも、年に一度の巡礼は欠かせない。

独身だった頃は、アテネでコンサートや美術館巡り、レストランでの食事、そしてアクロポリスを見下ろす屋上バー(あるいは複数)を楽しんでいた。子どもが生まれたら、都会の暑さと喧騒はニューヨークで十分なので、島のビーチ近くに宿を取って、海→プール→部屋というルートで過ごし、フェリーやフライトの直後に帰国する方が楽だと考えた。

しかし、やはりアテネが恋しくなった。長年一緒に過ごした街が、今やステュアルス・ニアルコス財団文化センターやレノ・ピアノ設計の国立図書館・オペラといった新しいランドマークでいっぱいになるのは、まだ見ていない自分にとっては寂しい。7歳と3歳半の子どもたちは、もう道路で走り回ったり、バルコニーの縁に登ったりと危険な遊びに熱中することはなく、むしろ古代遺跡に興味を示すようになった。娘のアマリアはギリシャ神話にハマり(ジョージ・オコナーに感謝)、息子のニコは妹がやることなら何でもやりたがる。娘の興味は移ろいやすい(『ドック・マックスタフス』のように)ので、今年こそ子どもたちを文明の揺りかごへ連れて行くべきだと決意した。リスクは高いが、リターンも大きい。

私たちが宿泊したのは、アクロポリスの麓にある歩行者通路のすぐ裏に位置する、改装された新古典主義の豪邸『ノーブル スイーツ』。チェックインのとき、角に立っていた痩せた老人が荷物を見て「ちょっと待って、息子を呼んでくる」と言い、すぐに店主兼オーナーのマリアンナが助けてくれた。「ここは近所の皆が助け合うんです」と笑顔で説明してくれた。アテネでは子どもに対して寛容で、喜んでくれる大人が多いと実感した。ホテルのエントランスでアマリアがキーボードを弾き、ニコが歌い出すと、マリアンナは「子どもの声がないと寂しいよ」と言ってくれた。

子どもが旅行の資産になるかもしれないと期待が膨らむ。4階のスイートはライトアップされたパルテノン神殿を望め、すぐ近くの屋上テラス付きレストランで食事したくなるが、ベビーカーでニコを押し、抵抗するアマリアを狭い路地で引っ張るうちに、夫エミリオが「スブラキだけ買って、子どもはホテルに戻す」と言い出した。

私はスブラキの列で黙ってイライラしたが、バルコニーでピタに包まれたスブラキとプラスチックボトルのロゼを楽しみながら、子どもたちがパルテノンの光に照らされて笑い回す姿を見ると、これ以上のテーブルはないと悟った。子どもの騒ぎが他の客の食事を妨げているとも感じず、スブラキの味は最高だった。

子供連れで再訪するアテネ:家族旅行の思い出とおすすめスポット

子どもが何歳であっても、アテネをこなす必要はない。自分の期待を柔軟にし、街を自分の計画に合わせて曲げないことが大事だ。スブラキで学んだのは「一度にやりすぎない」こと。今後は子どもと大人が興味を持つ数少ないスポットを選び、ゆったりと楽しむ予定だ。

まずは中心部とアクロポリス(子どもは「アテナの家」)に絞った。来年はアテネリビエラの南側でポセイドン神殿のあるサウニオンや、ヴリヤグメニ湖の温泉に浸かる計画。2年後は北部でペンテリス山へハイキングし、アクロポリスの石材が採れた採石場を見学したい。バーは減るかもしれないが、アテネはメニューに戻った。子どもたちが将来、夏の思い出を語るとき、服のまま寝たことや歯磨きを忘れたことは覚えているだろうが、ある朝、マミが連れて行ったアクロポリスの光景も忘れないでほしい。

子どもとアテネを巡るためのトップ5ヒント

家族の体力や興味、目的に合わせて、少しの塩(ギリシャの塩)を添えて活用してください。こまめにスナックやドリンクを補給するのを忘れずに。

子供連れで再訪するアテネ:家族旅行の思い出とおすすめスポット 子供連れで再訪するアテネ:家族旅行の思い出とおすすめスポット

1. 歴史に触れる―でもマラソンツアーは避ける

古代世界で最も壮大な遺跡に囲まれていますが、子どもと本当に楽しむには、1つのスポットに絞り、数日に分けて訪れるのがベスト。私が子どもなしで訪れたときは、アクロポリス美術館、アクロポリス本体、プラカ散策、ローマフォーラム、ティシオン神殿を1日で回ったが、子どもたちと行くときは「美術館」→「遺跡」→「ギフトショップ」の3日間に分割した。ホテルが美術館すぐ下にあったので便利だったが、シンタグマ広場やプラカ、またはアクロポリス駅近くのホテルでも同様に可能。

入場料は大人20ユーロで、18歳以下は無料(IDを持参)。基本情報:丘自体がアクロポリス、主要建築がパルテノン神殿。開館は午前8時、混雑や暑さを避けるなら早朝か夕方がおすすめ。閉館は19時30分で、サンセット時の景色も格別です。

2. 3つのP:公園・歩行者通り・プール

アクロポリス訪問は大成功だったが、息子は熱い日には古代の階段で大泣き。インスタに投稿したら、友人の夫も同じ場所で同じことをしたとコメントが。要は、暑い中での遺跡散策はどの年齢でも疲れるので、休憩時間を確保すること。屋上プールやグランデ・ブリターニュホテルの地下プール(宿泊者限定)で泳ぐのも◎。国立庭園のブランコや、ステュアルス・ニアルコス文化センターのデザイン性抜群の遊び場も子どもにおすすめ。

3. タクシーを活用

Beatアプリが旅行の救世主に。ウーバーのようにメーター制タクシーをアプリで呼び、支払いもアプリか現金、英語対応ドライバーやピックアップ地点の指定ができる。私は地下鉄や徒歩で散策する派だが、ベビーカー1台と2人の子どもがいるときは、Beatでタクシーを呼び続けた。アテネの交通は予測不能なので、タクシーは安心。

子供連れで再訪するアテネ:家族旅行の思い出とおすすめスポット

4. 古代ゲームで遊ぶ

アクロポリス美術館のファミリーバックパックプログラムが大好評。地図やステッカー、ゲームや宝探しが入ったバックパックを子どもが受け取れる。美術館自体も大人向けに設計されており、バルテリック・ツクミが手掛けた建築はパルテノンの眺望が抜群。地下のガラスフロアからは、発掘で見つかった古代キリスト教都市が見える。入館料は大人5ユーロ、5〜18歳は3ユーロ、18歳未満は無料。

5. 屋外で過ごす時間を増やす

予定通りに子どもを押し込むのはやめようという教訓は身に付いた。友人とパパダキスで食事中、店員は元気な3歳児を可愛がってくれたが、私自身は辛口リゾットを食べながら何度も子どもを追いかける羽目に。次回はベビーシッターを手配し、屋外カフェやタヴェルナで食事するつもり。モナスティラキやティシオンの歩行者通路沿いにはたくさんのカフェがある。さらに、夏限定で国立庭園にある『エーグリ・シネマ』で屋外映画鑑賞もおすすめ。英語字幕付きハリウッド映画が流れ、ニコはベビーカーでうたた寝、アマリアは歌い、私はジャスミンの香りと白ワインを楽しんだ。翌朝、ニコは「マミ、アテネを離れたくない」って言った。私も同じ気持ちだった。

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