メキシコ・グアナフアトの魅力:歴史と文化が交差する街
二つの街を巡る旅
グアナフアトの生活様式は、まるで二つの街を行き来するような感覚です。歴史的な街並みと独立戦争の遺構が残る旧市街と、祭りや劇場、庭園など文化イベントが絶え間なく開催される賑やかな新市街が共存しています。
ドン・キホーテとグアナフアトの関わり
ユネスコ世界遺産に登録されたこの街は、16世紀のスペイン文学の名作『ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ』と深い関係があります。詩人・劇作家ミゲル・デ・セルバンテスが生み出した「悲しみの騎士」ドン・キホーテとその従者サンチョ・パンザが、グアナフアトの象徴として語り継がれています。
必見スポット:グアナフアト大学
大学の学生劇団がサン・ロケ広場で上演した「ミゲル・デ・セルバンテス・サアベドラのエントレメス」は、ユーモラスな短編劇として大衆に親しまれました。大学自体は、インスタグラムで話題になる階段や、屋上に設置された天文台が見どころです。午後には天文台が開放され、30メートルの高さから星空と街並みを一望できます。
また、ケーブルカーや「ピピラ像」の展望台からも絶景が楽しめます。
恋人たちの伝説とキスの路地
グアナフアトの狭い路地「キスの路地(Callejón del Beso)」は、恋人が3段目でキスを交わすと7年間幸せが続くという伝説があります。夜になると石畳の路地は琥珀色に灯り、ボヘミアンな雰囲気が漂います。ジュアレス劇場では学生合唱団「エスタディアンティナス」が演奏し、観光客も一緒に歌うことができます。
地下通路(Calle Subterranea)
歴史地区の地下に広がる「Calle Subterranea」は、全長約8キロメートルのトンネル網です。かつては河川が流れていましたが、現在は配管された通路として観光ルートに組み込まれ、ラ・ラナス広場やバシリカなど主要スポットと結びついています。
グアナフアトのグルメと市場
「ユニオン・ガーデン(Jardín Unión)」はケーキの一切れのような形をした美しい公園で、コーヒーを飲みながら「グアカマヤ」(乾燥ポークチップ、アボカド、サルサを包んだロール)を味わうのがおすすめです。
また、ヒダルゴ市場(Mercado Hidalgo)では陶器や銀細工の職人が多数出店し、質の高い手工芸品を直接手に取って見ることができます。

