グラスゴーで楽しむ数日間の飲み歩きガイド
グラスゴーの何世紀にもわたる飲酒文化をすべて体験するのは週末だけでは難しいかもしれませんが、旅行作家ポール・ジェバラは挑戦しました。たっぷりと飲み歩いたリサーチの結果、彼が厳選した、グラスゴーでの究極の飲みツアーに欠かせないスポットをご紹介します。
スコットランド・グラスゴー – スコットランド最大の都市でロングウィークエンドを過ごすと、地元の人々が酒をこよなく愛し、率直にそれを認めていることにすぐ気づきました。かつては騒がしい工業都市として知られ、昼酔いの喧嘩好きと呼ばれたグラスゴーも、現在では文化・芸術・高等教育の国際拠点へと変貌し、飲酒文化やバーシーンも同様に進化しています。産業時代の労働者が昼食時に一杯で息抜きをしていた昔のパブは、今でも懐かしさを漂わせていますが、観光客にとっては、昼間に少しお酒を楽しむことが地域の歴史と雰囲気に浸る最良の方法です。博物館巡りの合間に、気軽に一杯飲むのも旅の醍醐味です。
朝食カクテルでスタート
空腹のまま昼飲みは危険です。グラスゴーでは地元食材にこだわるカフェが充実しており、朝食とカクテルの組み合わせが楽しめます。Singl‑endはベーカリー兼コーヒーショップで、手作りのポークとフェンネルのソーセージに合うジンとエルダーフラワーのクーラーが人気です。フルーツスムージーにアルコールをプラスした一杯もおすすめです。
ブラッディマリー好きはLibertéへ。大きなメイソンジャーに入ったトマトとウォッカのカクテルに、ミニチーズバーガーが添えられた「飲めるブランチ」をどうぞ。
日曜ブランチはStravaiginで。スコティッシュフルブレックファストを堪能しつつ、手作りのブラッディマリーやブレックファストマティーニでゆっくりと乾杯できます。
文化とともに味わう
スコットランドと言えばウイスキー。川岸に新しくオープンしたClydeside Distilleryは、1877年に建設されたクイーンズ・ドックに位置し、かつてのウイスキー輸出船が停泊した歴史的な場所です。公式ツアーで蒸留プロセスを学び、銅製ポットスチルや樽から直接テイスティングが楽しめます。
ビール好きはWellpark Breweryへ。500年にわたるグラスゴーの醸造歴史を学び、スコットランド最大手ラガー「テネット」の製造工程を見学した後、併設レストランでビールと食事を堪能できます。ツアー後は、グラスゴー大聖堂や丘の上の墓地へ足を伸ばし、アルコールとは無関係の歴史と絶景を楽しんでください。
ユニークな体験を求めるなら、Òran Mórの昼食劇『A Play, A Pie and A Pint』がおすすめ。元教会を改装した劇場で、毎週異なる作品が上演され、観劇とパイ、そしてパイントビールがセットになっています。
パブかカクテルバーか、永遠の選択
近年、グラスゴーのバーシーンは多様化し、伝統的なパブだけでなく個性的なカクテルバーが続々登場しました。しかし、古き良きパブも見逃せません。The Pot Stillは家族経営の老舗で、数百種のウイスキーが揃い、バーテンダーにおすすめを聞くと、熱燗やホットトディと相性抜群の自家製パイを提供してくれます。もう一つの名店The Ben Nevisは、スコットランド最高峰の名前を冠し、ライブのケルト音楽と共にハイランドの雰囲気を味わえます。
一方、現代アートの先端を行くグラスゴーでは、カクテル文化も活気に満ちています。The Finniestonは市内初・最高のジンバーで、シーフードを意識した「Nautical」ジントニックが看板メニューです。beGinは隠れ家的スピークイージーで、豊富なレシピから選ぶか、自分だけのオリジナルカクテルを創作できます。
トレンド感を求めるなら、Bar Sobaの日本風カクテルが最適。スモーク、氷、火を駆使した「Jangshi Zombie」は、トリプルラムとトロピカルジュースをフレームの縁で炎上させる演出が特徴です。二人用ですが、欲張っても構いません。さらに、The Tiki Bar & Kitsch Innでは、シンガポールスリングやラムボンゴを陶器製ティキマグで提供し、南国気分を満喫できます。
スコットランド探検はまだまだ続く
グラスゴーとエディンバラ、どちらも負けなし。スコットランドの田舎風景を巡る旅や、セント・アンドリュースでの長い週末など、魅力は尽きません。




