旅行中の携帯電話:ローカルSIMカードで賢く節約

ローマに到着し、空港で友人にピックアップしてもらうために電話をかけます。10分間話したのに相手が見つからず、再度電話。さらに10分後にやっと待ち合わせ場所が分かります。=約20米ドル
タイのビーチで飲みながら、バンコクで出会った相手にメッセージを送ります。1日で20通、翌日も同様にやり取りし、帰国した友人にもたくさんメッセージ。=約14米ドル
ニカラグアのグラナダへ行く必要があるのに、コスタリカ・サンホセからのバス時刻が分からず、バス会社に何度も電話。友人の友人に助言を求め、グラナダの宿泊施設にも電話して空き部屋を探すのに40分。=約60米ドル
(*AT&Tの現在の国際通話料金に基づく)
これだけの金額はかなり高額です。
多くの旅行者は、海外で携帯電話を使うときにローミングプランが唯一の選択肢だと勘違いし、結果として莫大な料金を支払っています。ローミングは設定が簡単(オンラインでプランを有効化するだけ)ですが、実際にはほとんどメリットがありません。
私はローミングを一切利用しません。その代わりに実践している方法をご紹介します。
私の携帯電話活用法
- T‑Mobile SIMカード:米国の大手キャリアT‑Mobileの「Pay As You Go」プランを利用しています。月額50米ドルで通話・SMS・データ無制限ですが、実際に支払うのは滞在国にいるときだけです。米国に戻る際は、出発前にオンラインで支払いを済ませ、到着と同時にSIMを差し込めばすぐにサービスが開始します。米国外では利用できませんが、ローミング料金を払う必要がなく、非常にコスパが良いです。
- 現地プリペイドSIMカード:海外では必ず現地のプリペイドSIMを購入します。現地キャリアのSIMを買い、必要な分だけチャージすれば通話・SMS・データが利用可能です。月額料金や長期契約はなく、使い切ったらその場で追加チャージできます。私はオーストラリア、タイ、インド、ルーマニア、メキシコの5枚のSIMを常備しており、訪れる国に合わせて使い分けています。
なぜこれがベストなのか
まず圧倒的に安いことです。例えばルーマニアではVodafoneのSIMで月額30レオン(約8米ドル)で通話・SMS・メールチェックが可能です。頻繁に電話やメッセージを送る人でなくても、最低限の利用で十分です。
旅行中に電話が必要になるのは、現地の人と連絡を取ったり、宿泊先やバスの予約をしたりするためです。友人や家族への連絡はSkypeやGoogle Voiceで済ませます。現地SIMはローカル番号が手に入るので、現地の人からも電話がかかってきやすくなります。
ローマやベルリンなどEU内であれば、ルーマニアのSIMをそのまま使えて追加料金はほとんどかかりません。EUでは2024年7月1日からローミング料金が完全に廃止され、EU内どこでも同一料金で利用できます。
メキシコではMovistarのプリペイドSIMを使い、国内通話はもちろん米国・カナダへの通話・SMSも同一料金で済みます。月額約30米ドルのチャージで十分です。
インドはAircel、タイはTrueMove、オーストラリアはOptusと、現地の主要キャリアのプリペイドSIMを活用すれば、旅行中の通信費を大幅に抑えられます。

現地SIMの取得は思ったほど手間がかかりません。多くの国ではSIMカード自体が3〜15米ドルで購入でき、店員が端末に挿入し、数分でSMSで有効化完了の通知が届くだけです。インドの一部地域など例外はありますが、ほとんどは5分以内で完了します。
現地SIMの選び方
まずは情報収集が重要です。現地の旅行者やオンラインのレビューを参考に、信頼性と料金のバランスが取れたキャリアを選びましょう。プロモーションやチャージ特典(例:10米ドルチャージで10米ドル分が無料になる)も見逃さないでください。
価格だけで小規模キャリアを選ぶと、ネットワークが狭く電波が届かないことがあります。広範囲にカバーしている大手キャリアを選ぶ方が、結果的に快適です。
月額約25米ドルで済む理由
現地SIMとSkypeを組み合わせることで、私の月間通信費は約25米ドルです。電話・SMS・データはすべてこの範囲で賄え、インターネットは主にノートパソコンで利用するため、スマホのデータ使用は最小限に抑えられます。
※注意:各国のSIMカードを利用するには、GSM対応の『SIMロック解除済み』端末が必要です。米国ではT‑MobileやAT&Tがロック解除サービスを提供しています。ロックがかかっていると現地SIMは使用できません。
皆さんは旅行中の携帯電話をどう管理していますか?おすすめのプランや質問があればぜひ教えてください。




