格安航空券で快適に旅するコツ

旅行者は限られた予算でできるだけ安い航空券を探すものです。たとえば、カイロ行きのフライトを探すとき、ブリティッシュ・エアウェイズと、150ドル安い『Bob’s Flying Bathtubs』のどちらに乗るかで画面に長時間向き合うことがあります。
たとえ150ドル節約するために4大陸を跨ぎ、空港のフロアで2泊し、到着が深夜2時30分という不便さがあっても、ほとんどの人はお金を節約することを優先します。
ここでは、私が実際に体験した「格安」フライトの例を2つ紹介します。
例1
バンコクからバングラデシュのダッカへ向かう際、Bhiman Bangladesh が90ドルの運賃を提示していました。航空券は安いものの、空港に到着するとすぐに問題が発生。フライトは11時間遅れ、搭乗後は機体バランスのトラブルで全乗客が機体後部へ移動させられ、床に座ったり壁に寄りかかったり、子どもが通路を走り回る状態で離陸しました。窓はテープで貼られ、ヤンゴンでの予期せぬ着陸、そして到着は深夜2時。ダッカ空港を出た瞬間に「誘拐」されたような体験をしたことから、50ドルの節約は本当に価値があったのか疑問です。
例2
ニューヨークからオーストラリア・メルボルンへのフライトを探したとき、1,000ドル以下の片道は見つかりませんでした。そこで、Qantas の1回乗継便を予約しようとしたところ、Kayak.com でマレーシア航空が850ドルの便を発見。すぐに予約しましたが、実際の旅程は次の通りでした。
- 9時間のフライトでアブダビへ
- 3時間の乗り継ぎ
- 6.5時間でバンコクへ
- 5時間の乗り継ぎ
- 1.5時間でクアラルンプールへ
- 27時間の乗り継ぎ(航空会社が提供したホテルは市外)
- 8時間でシドニーへ
- 4時間の乗り継ぎ
- 2時間でメルボルンへ
出発からメルボルン到着までに合計66時間かかりました。
私見
フライト代を節約できるのは嬉しいことです。現地で食べ歩きや観光に使えるお金が増えるからです。そのため、AirAsia、AirArabia、Jetstar、EasyJet といった格安航空会社が人気です。
しかし、実際には手数料や税金を加えると、格安航空会社の運賃は大手航空会社とほとんど変わらないことが多いです。たとえば、タイ国内のバンコク‑チェンマイ路線はAirAsiaで約40ドルと見えるが、諸費用込みで約65ドルになります。タイ国際航空やBangkok Airways のフルサービス便は、同じ価格帯でラウンジや無料Wi‑Fi、食事が提供されます。
したがって、格安航空会社を選ぶ前に他社の運賃も比較しましょう。価格差が僅かなら、サービスが良くマイルが貯まる大手航空会社を選ぶ方が得策です。
例外もあります。最近バリからシンガポールへ移動した際、AirAsia が他社より150ドル安い運賃を提示。2時間のフライトであれば、格安航空会社を選ぶのが賢明です。
快適さを最大化する戦略
どの航空会社を利用するにしても、追加料金を払わずに快適さを確保するコツがあります。
- 座席指定や早期搭乗などのオプションは購入しない。
- 予約確定前にオンライン座席図をチェックし、状況を把握する。
座席図がほぼ埋まっている場合は、空港のチェックインカウンターにできるだけ遅く到着します。満席のフライトでは、航空会社が空きエコノミー席を埋めるために、私のような予約者にプレミアムエコノミー席を自動的に割り当てることがあります。自分で選んだわけではないので、追加料金は発生しません。
逆に座席図が空いている場合は、早めに空港へ行き、エージェントに「空いている席がたくさんあるので、1列だけ確保できませんか?」と依頼します。
この方法は、出発の1〜2週間前に予約した場合に特に有効です。数か月前に予約した場合は、出発数日前に座席図を確認し、同様の戦術を取ります。
残り1席、2人で旅行
実際に試した裏技をご紹介します。
昨年、NYC からフロリダ州フォートローダーデイルへ行く際、JetBlue が最安値の89ドルを提示しました。しかし、2名で検索すると89ドルは表示されず、1名で検索すると「残席1席」の表示が出ました。
そこで、2台のパソコンを用意し、私と同行者のリズが同時に「残席1席」の予約ボタンをクリック。結果、2枚とも89ドルで購入できました。
同様の手法をオーストラリアのVirgin Blue、Jetstar、Continental でも試し、いずれも「残り1席」が実質2席に変わり、合計で500ドル以上の節約に成功しました。
このように、座席数の表示を利用したタイミング予約は、予算を大幅に削減できる有効なテクニックです。
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