ミラノ‑バーゼル間の絶景バス旅:スイスの自然美を堪能
イタリアを抜けてスイス領に入った瞬間から、旅はまさに幻想的なものになった。白い氷河が連なる雄大なスイスアルプス、澄んだ青い湖、そして絵のように美しい小さな村々――これらは、25ユーロの格安フリックスバスで訪れたときに見た、まさにミリオン・ドル級の景色だった。
私はミラノからバーゼルへ向かい、ヨーロッパ滞在最後の週末を過ごす予定だった。帰国前のひととき、スイスの自然はどの方向からでも圧倒的な美しさを誇るが、300kmにわたるこの区間は、窓側の席だけでも十分に心を奪われた。
(PS:ミラノ‑バーゼルルートは、チューリッヒ‑ルツェルン‑エンゲルベルク経由で訪れたチチリス山よりも素晴らしかった)
スイスのバス旅で期待できる景色
最初の2時間はイタリア側でやや退屈だったが、スイスに入ると風景は一変した。次の約4時間は、きらめく湖や清流、緑がまるで彩度を上げたかのような草原が続く。背景には常に雪を頂いた山々がそびえ、まるで絵画の中を走っているかのようだった。


南から北へ向かうルートが特におすすめだ。美しさが徐々に増していく様子を、時間をかけて楽しめるからだ。
ミラノを出発し、スイス最南端の町チアッソを通過した瞬間から、名前のない湖畔や遠くの雪山が次々と姿を現した。
山々が近づき、バスは狭い谷間を上りながら標高を上げていく。小さな町やスキーリゾート、エメラルドグリーンの森林が窓の外を流れるように過ぎていく。
途中でコーヒーブレイクを取った際、緑の風景が印象的で、思わず写真に収めてしまった。


飛行機よりバスを選ぶ理由
バス(あるいは電車)で移動すれば、旅そのものがロマンチックで冒険的な体験になる。目的地にたどり着くだけでなく、風景をゆっくり堪能できることが大切だ。スイスはその美しさとドラマチックな自然が世界に誇る場所だから、時間をかけて景色を楽しむ価値がある。


ヨーロッパでの2か月間、私は電車よりバスを多く利用した。バスは格安で、同じ区間の電車が50ユーロ程度なのに対し、バスは30ユーロ以下になることが多く、快適さも十分だった。予算を抑えた旅行者にとって、バスは理想的な移動手段だ。
もちろん、ドイツやフランス、スイス国内での電車旅は体験として外せないが、予算が限られていて時間に余裕があれば、バスが最適な相棒になるだろう。




