ウィーンの写真で綴る旅
ウィーンの写真を紹介する前に、実はウィーンは当初の旅行計画に入っていなかったことを告白します。
プラハで1日過ごし、チェコのボヘミア・ザクソン・スイス国立公園を探索した後、すぐにハンガリーへ向かいブダペストの美しい写真を撮ろうと考えていました。
ウィーンが『高齢者の街』というイメージが、私が訪れる気になれない理由でした。20代の一人旅が、ハプスブルク帝国の壮大さだけを期待して訪れるのは、ちょっと退屈に思えたからです。(画像は後ほどお見せします)
しかし、ウィーン観光局からバレエ公演と、世界有数の歴史的乗馬学校へのガイドツアーを案内するメールが届き、『なぜダメなのか』と思い、思い切って訪れることにしました。
この二つの体験はどちらもユニークで、少なくとも美しいウィーンの写真が撮れるはずだと期待しました。結果、ウィーンでの3日間は皇帝や王族の街並みを歩き回るだけの最高の時間となりました。
今回の訪問を締めくくるべく、ウィーンで撮った写真と共にエピソードをまとめたフォトブログを作成しました。
それでは、どうぞ。
ウィーンの写真
ウィーンの第一印象は、古さと新しさが混在していることです。
新しさは、街の隅々に広がるモダンなショッピングエリアから感じられます。
古さは、至る所にそびえる圧倒的な建築と、帝国時代の魅力を醸し出す馬車から来ています。
ウィーンは、実際に時間旅行をしなくても過去へ戻ったような感覚が味わえる街です。
プロの写真家であれば、ウィーンのベストショットだけでなく、ヨーロッパ屈指の絶景写真も撮れます。
当初思っていたイメージとは裏腹に、街全体に新しいエネルギーが流れています。古い博物館がリニューアルされて活気を取り戻す一方で、若々しくヒップなカルチャーも根付いています。
世代を超えた歴史と、現代的な活気が絶妙に調和しているのがウィーンの魅力です。
街は依然として何世紀にもわたる建築が支配的で、修復作業は絶えず続いています。
訪れる季節によっては、修復中の建物が見られたり、営業時間内に軽微な工事が行われていたりします。
特に印象的なのはオーストリア国会議事堂です。建設は1874年に始まり、10年かけて1884年に完成しました。
様々な角度から撮影した写真は、ウィーンのベストショットのひとつです。
この国会議事堂は、デンマーク出身の建築家テオフィル・フォン・ハンセンが古代ギリシャ様式で設計し、法と自由という概念を象徴しています。
馬車はウィーンの象徴的な存在で、聖ステファン大聖堂や大観覧車と同様に観光のハイライトです。二頭立ての馬車に乗ると、インスタ映えする写真が撮れます。
実際に乗ってみると、街全体をロイヤルな雰囲気で巡ることができます。
私は外から馬車と乗客を撮影しましたが、馬車の全体像や好きなデザインを見たい方は、ミハエル広場(ミカエル広場)へ向かうとよいでしょう。そこはスペイン乗馬学校の正面に位置しています。
スペイン乗馬学校は、世界で唯一クラシック乗馬(ハウト・エコール)を原形のまま保存・実践している施設です。ハプスブルク家が1500年代に創設し、現在も馬と騎手の訓練が行われています。
一般公開は、2時間の朝練習見学とその後のガイドツアーがセットです。オペラハウスと同様、特別な許可がない限り撮影はできません。
チケットは高額ですが、工夫次第で安く楽しめます。例えば、ウィーン国立オペラ座の座席は150ユーロ以上ですが、立ち見チケットなら5ユーロ以下で入れます。詳しくはウィーンの予算ガイドをご覧ください。
ウィーンの路面電車網(Straßenbahn)は世界でも有数の規模で、30路線以上があります。特に1号線と2号線は観光客に便利で、リングシュトラーセ沿いにオペラ、ホーフブルク宮殿、国会議事堂、証券取引所など主要スポットを巡ります。
ラートハウス広場から見えるのは、オーストリア国立劇場(ブルク劇場)です。ドイツ語圏で最も重要な劇場の一つとされています。
ナッシュマルクトはウィーン随一のストリートフードマーケットです。約500メートルにわたる屋台は、ケバブやインド料理、鮮肉など多彩な料理を提供しています。
バックパッカーにとっては、ホステルのキッチンで自炊できる食材調達に最適です。写真好きなら、マーケットの雰囲気を切り取るだけで十分です。
ナッシュマルクトの野菜・果物スタンドの様子です。
ホットドッグやバーガーの屋台もあり、手軽に食事が楽しめます。
ウィーンの屋台料理は、街の景観に溶け込んだ象徴的な存在です。ウィーン風ソーセージ(ウィルステルスタンド)は、手軽に食べられる街の名物です。
夜になるとウィーンは活気に満ち、廃線になった地下鉄やドナウ川のボート、夜景が楽しめる高層バーなど、多彩なナイトスポットが待っています。

