COVID最前線の看護師が捉えた、アフリカ遠隔部族の感動フォトストーリー
はじめに
オハイオ州で育ったコーハン・ザーノックは、7歳の頃にNational Geographicでエチオピア・ムルシ族の女性がリッププレートを付けている写真を見て衝撃を受けました。雑誌や世界大百科事典が彼女の唯一の窓口だったのです。

「いつか必ず現地で見てみたい」と心に誓い、実際にエチオピアに足を踏み入れたとき、涙が止まらなかったと語ります。54歳の今、ザーノックは過去12年間、非営利団体と共にアフリカの遠隔部族を巡り、写真で記録してきました。

COVID前線での看護師活動
コロラド州を拠点に外科看護師として活躍するザーノックは、COVID‑19の最前線で救命にあたっています。4月にはニューヨーク市で3週間を過ごし、現在はテキサス東部で12時間シフトを30日間続け、患者の治療に尽力しています。

人道支援と写真活動の融合
米国内での派遣前には、関節置換手術のミッションに参加する「Operation Walk」に参加し、家族と共に「Primo Filters International」を立ち上げ、発展途上国へ清潔な水を届ける活動も行ってきました。そのすべてにカメラが欠かせません。


アフリカでのミッション
非営利団体に連絡した30分後に、タンザニアへの撮影ミッションが決まりました。その後10年にわたり、アフリカだけでなくペルー、パナマ、キューバ、中央アメリカでも手術支援や資金調達の様子を写真に収めています。

「現地では人々がありのままの自分を受け入れてくれる。判断や同調が少なく、心からつながれる」― アフリカでの体験は彼女にとって何ものにも代えがたいものです。

部族との絆と写真の力
エチオピア、タンザニア、ルワンダ、ナミビアの部族を訪れ、特に女性と子どもの温かく鮮やかなポートレートが好評です。通訳がいなくても、笑顔や手振り、子どもと遊ぶことで心を通わせ、カメラの画面で自分たちの姿を初めて見せることが喜びだと語ります。

言語の壁は深いストーリーを語る上で課題ですが、レンズがそのギャップを埋めてくれます。

看護と写真の共通点
人への愛情、共感、つながりを大切にする姿勢が、看護でも写真でも成功の鍵です。かつて「見られても声は出せない」世代に育った彼女は、今やレンズを通じて声なき人々の声を世界に届けています。

これからの目標
ミッションのリーダーや撮影者、病院勤務、映像編集と常に多忙な生活を送るザーノックは、将来的にNational Geographicに掲載されることを目指しています。パンデミック後はチャドや南スーダンへも足を運び、さらなる物語を紡ぐ予定です。




