エジプトの絶品グルメとおすすめスポット
エジプト料理はケバブやファラフェル、シャワルマだけでは語り尽くせません。シシ・タウーク(グリルチキン)やコフタ(肉団子)は定番メニューで、ストリートフードの王者はやはりファラフェルとシャワルマですが、古代ファラオの時代に遡る独自の食文化も豊かに残っています。
モロッキーア (Molokhiyya)
エジプト特有のモロッキーアは、緑が濃いジュータ・マロウの葉(エジプト語で molokhiyya)を使った濃厚なシチューです。ファラオ時代から続くこの料理は、コリアンダーとニンニクを混ぜたバターで香りを付けた出汁でじっくり煮込みます。エジプト人は「愛情」を込めてかき混ぜると腐らないと信じており、独特の食感と味わいは「ぬめりがある」から「やみつきになる」まで様々な評価が寄せられます。ウサギや鶏肉を加えるバリエーションも一般的です。
モロッキーアのおすすめ店
・アレクサンドリア:歴史的なパストルーディス・カフェ跡地の Abou El Sid。
・カイロ:Cairo Kitchen では鶏肉と相性抜群の一皿が楽しめます。
・ルクソール:Sofra のウサギ入りモロッキーアは格別です。

クシャリ (Kushari)
エジプトの究極のファストフード、kushari はマカロニ、米、黒レンズ豆、ひよこ豆をベースに、トマトソース、揚げたタマネギ、ガーリックビネガー、チリをトッピングした一皿です。見た目はシンプルですが、コクと旨味が重なり合い、しかも手頃な価格で提供されます。19世紀にインドの khichdi がイギリス植民地経由で伝わり、イタリア系移民が持ち込んだパスタと融合して現在の形になりました。
クシャリのおすすめ店
・カイロ:Abu Tarek は長年にわたり行列が絶えない名店です。
・カイロ:スパイシー派は Koshary Goha の激辛トマトソースをぜひ。

ハムム・マフシ (Hamam Mahshi)
エジプトでは古代から泥レンガの塔で飼育されてきたハト(鳩)が、hamam mahshi としてスパイスをまぶした freekeh(大麦)やブルグルとともに炭火で焼き上げられます。小さな骨が多いものの、エジプト人にとっては高級食材として大切にされています。
ハムム・マフシのおすすめ店
・アスワン:Abeer と Al Makka が地元で人気です。
・カイロ:Farahat は上質な味わいで定評があります。
・ルクソール:Sofra では洗練されたディナーとして提供。

フール・ムダンマス (Fuul Mudammas)
エジプトの朝食の定番、fuul mudammas(通称 fuul)は、ゆっくりと煮込んだファバ豆をマッシュし、トマト、ニンニク、クミン、オリーブオイル、レモンで味付けしたものです。古代から続く料理で、地域ごとにスパイシーな fuul Iskandarani などのバリエーションがあります。ピタに包んで食べるのが一般的です。
フール・ムダンマスのおすすめ店
・アレクサンドリア:Mohammed Ahmed がクラシックとイスカンダルニ風の両方を提供。
・カイロ:Zööba はピクルスレモンをアクセントにした創作スタイルが好評。

フィテール (Fiteer)
層状に伸ばしたパイ生地を焼き上げた fiteer は、エジプト版「ピザ」や「パイ」とも呼ばれます。具材はチーズや野菜などの塩味系から、ハチミツやクリームを使った甘味系まで多彩です。古代ファラオ時代のレシピが起源とされ、現在では無限に近いアレンジが楽しまれ、子どもから大人まで幅広く支持されています。
フィテールのおすすめ店
・アレクサンドリア:Taverna は種類が豊富で、生地を伸ばす職人技も見どころです。
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