冬の旅に光を添える世界の絶景ライトフェスティバル
ストックホルムでは若い女性が揺らめくキャンドルの冠をかぶり、モスクワではボリショイ劇場が鮮やかなプロジェクションで彩られます。サンタフェでは紙製の提灯が歩道や中庭を灯す――北半球の冬が訪れると、各地で光の祭典が温もりと儀式、そして祝福を届けます。
古代の冬至やハヌカーといった伝統行事から、アムステルダムのライトフェスティバルやリヨンの『Fête des Lumières』まで、光をテーマにしたイベントは冬の旅行に欠かせない体験です。今シーズン訪れたい、世界の光の祭典をご紹介します。
ディワリ(光の祭典)
インド最大の祝祭、ディワリはサンスクリット語で「灯の列」を意味するディーパーヴァリに由来します。家族は粘土製のディヤやキャンドル、提灯を五日間灯し、闇に対する光と善の勝利を象徴します。ヒンズー教徒だけでなく、ジャイナ教、シク教、仏教徒も参加し、10月中旬から11月中旬の新月の夜に行われます。花火やごちそう、街や公園を彩る光の道が訪れる人々を迎えます。
アムステルダム・ライトフェスティバル
長く寒いオランダの冬を明るくするため、11月下旬から1月下旬まで開催されます。世界中のアーティストが年ごとのテーマ(例:2019年は「The Medium is the Message」)に沿った作品を応募し、30点が選ばれて運河や街路が光のワンダーランドに変身します。ボートクルーズで近くから鑑賞するのが特におすすめです。
リヨン・フェット・デ・リュミエール(光の祭典)
毎年12月の第一週末に開催されるリヨンの光祭は、1852年に住民が嵐の中で色付きガラスのキャンドルを灯したことが起源です。現在は窓やバルコニーにキャンドルを灯し、ルネサンス様式の建物が鮮やかな投影で彩られます。
サンタ・ルチア祭
12月13日、スウェーデン・ノルウェー・フィンランド、イタリアの一部で聖ルチア(ラテン語で「光」)を讃えます。白い衣装にキャンドルの冠をつけた少女が行列の先頭に立ち、クリスマスシーズンの到来を告げます。
モスクワ・サークル・オブ・ライトフェスティバル
9月下旬に開催され、ボリショイ劇場や大ツァリツィーノ宮殿、ユネスコ世界遺産のコロメンスコエなどが巨大なプロジェクション、レーザー、花火のキャンバスに変わります。グレブノイ運河やツァリツィーノ池での光のショーは無料で観覧でき、2016年には最大投影面積(50,458㎡)のギネス記録を樹立しました。
サンタフェのホリデー・ルミナリア
クリスマス・イブになるとサンタフェの街は車通行止めとなり、砂で重しをした紙袋にロウソクを入れたルミナリア(またはファロリトス)が灯ります。キャニオン・ロードのファロリト・ウォークでは提灯と熱いチョコレートで賑わい、アルバカーキやジェメズ・スプリングスでも同様の光のイベントが開催されます。
ナイアガラ・ウィンターフェスティバル・オブ・ライト
11月中旬から1月中旬にかけて、ナイアガラ・パークス全域で3百万個のライトが点灯します。トロント発電所での音と光のショーやフラワーショーハウスの花のディスプレイ、クイーン・ヴィクトリア・パークのイルミネーションなど、見どころが満載です。
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