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丘へ向かう:インドのラージ時代

インドの暑さからの脱出

ムンバイの蒸し暑い七月、湿った空気がオートリキシャの運転手さえも足踏みさせます。シャワーを浴びてもすぐに汗だくになり、モンスーンの雨の中でプールサイドに座るか、足が焼けるほどの熱にさらされます。インドの風景をたっぷり探検した後、帰国便まで数日残るものの、熱さで観光や食事、思考さえも疲れ果ててしまいます。

選択肢は二つ

エアコンの効いたカフェやホテル、ショッピングモールに逃げ込むか、イギリス植民地時代から続く「ヒルステーション」への旅を選ぶかです。標高の高い町へ行けば、涼しい空気と歴史的な雰囲気が待っています。

インドのヒルステーションとは

インドには約2ダースのヒルステーションがあります。かつては州やイギリス総督の夏の首都として設計された町や村で、政治的な役割は薄れましたが、今も夏の避暑地として親しまれ、過去の時代を映す窓として輝いています。

代表的なヒルステーションへの旅路

マサラン(Matheran)

ムンバイからは狭軌道のトイ・トレインでマサランへ向かいます。列車のドアから勇敢に身を乗り出す地元民の姿が見られ、到着後は徒歩、乗馬、パラング(担架)で街へ上ります。まるでヴィクトリア女王時代にタイムスリップしたかのようです。

ダージリン(Darjeeling)

西ベンガル州の茶畑に抱かれたダージリンへは、1日かかる小さくガタガタ鳴る列車に乗ります。列車が走ると、地元の人々は洗濯物や日除けをたたんで窓から顔を出します。

ウティ(Ooty)

タミル・ナードゥ州のウティは、ユネスコ世界遺産に登録されたミニチュア列車で5時間の旅が楽しめます。

コダイカナル(Kodaikanal)

同じくタミル・ナードゥ州の宝石、コダイカナルへ向かうバスでは、地元の僧侶が急カーブからの安全を祈って祝福してくれます。

ヒルステーションでの体験

シムラ(Shimla)

1864年からヒマラヤの夏の首都だったシムラは、モック・チューダー様式のタウンホールや図書館、郵便局、バロック様式のヴィセラル・ロッジ、そしてアマチュア劇が続くゲイティ劇場があります。スキャンダル・ポイントや夕暮れ時のザ・モールを散策すると、当時の雰囲気が漂います。

ダージリンでの余暇

ジムカナやプランターズ・クラブで社交を楽しんだり、歴史あるウィンダミア・ホテルで白手袋のスタッフが注ぐ紅茶を味わったりできます。

ウティのヴィクトリアン遺産

セント・スティーブン教会のヴィクトリア様式の墓地や、150年の歴史を持つニルギリ図書館で希少書籍に触れることができます。

滞在を最大限に活かす

シムラの古いチャップスリー・ホテルでクロッケーをしたり、コダイカナルの湖でボートに乗ったり、マサランでポニーに乗って散策したり、カンチェンジュンガの麓にあるグレンバーン・プランテーションで新鮮なダージリンティーを味わったりすると、旅の疲れが癒されます。

最後に

どんな活動を選んでも、ヒルステーションならではの「カクテルタイム」を忘れずに。過grownした教会の墓地からはラージ時代の王侯たちのささやきが聞こえてくるかもしれません。完璧なジン・トニックを片手に、ゆったりとした時間を満喫してください。


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