ゲームへの情熱のために
山道での出会い
古びた四輪駆動車を降り、最後の急勾配を上り切った先に広がる谷間の道。清々しい山の空気が胸に満ち、風が思考をさらっていく。目の前には、雪を頂く雄大な峰々に囲まれた広大な高原が広がり、まるで巨人のシリアルボウルの底にいるかのようだ。
人影を探すが、そこには静寂だけが返ってくる。山々は風とともにうなる。そこへ、目を閉じて太陽に向かって頭を傾け、まるでターバンを巻いたひまわりのような姿勢で車の横に立つ運転手がいた。彼は私の視線に気付くと、目を開かずに肩をすくめた。
その背後の尾根から、全身を黒で覆った細身の人物が姿を現す。岩や土を軽やかに滑り降り、長いカミーズが風に揺れる様は、まさに不気味さを増すだけだった。
黒衣の人物との交流
頭巾の下には、太く形作られた眉の奥に鋭い暗い瞳が光っていた。彼は私をじっくりと見つめ、言葉はなくとも四輪車からバッグの一つを手に取り、丘へと戻っていった。途方に暮れた瞬間に、私のことを知っているかのような存在に出会えたのは、心強い慰めだった。
黒衣の男は、急勾配の丘を軽やかに駆け上がり、私が息を切らしながら数歩ごとに立ち止まる様子を時折見守っていた。標高の影響で息が薄くなる中、一日で全行程を上るという自分の決断がいかに無謀だったかを痛感した。
この地域の谷に住むプレイヤーたちですら、シャンドゥール(標高3,800m)へは一週間前から上がり、練習試合を重ねる。彼らが鍛えるのはスイングだけでなく、過酷な高地での長時間のハイインテンシティな運動に体と馬を慣らすためなのだ。







