米国旅行者向けキューバ旅行:トランプ政権の新政策と対策
米米関係は長らく複雑で、進展と後退が交互に起きてきました。関係が徐々に緩和されていた中、トランプ政権は2017年6月16日に旅行規制を改訂し、新たな制限を導入しました。ここでは、米国旅行者にとって何が変わるのかを分かりやすく解説します。

これらの規則はオバマ政権の2014〜2016年のキューバ開放を完全に覆すのでしょうか?
いいえ。米国市民は依然として、米国財務省の対外資産管理局(OFAC)が定めた12のカテゴリーのいずれかに該当すれば「一般許可(General License)」を取得できます。認可されたクルーズや人対人(People‑to‑People)団体旅行、定期便、そして2015年に再開されたハバナの米国大使館は引き続き利用可能です。
一般許可(General License)とは何ですか?
米国はキューバ旅行に対し「特定許可(Specific License)」と「一般許可(General License)」の2種類を発行します。一般許可は自己認証方式で、旅行者自身が条件を満たすか判断し、旅程や領収書などの記録を保持します。正式な申請は不要ですが、航空会社やクルーズ会社、旅行代理店はしばしば旅行者が自分のカテゴリーを証明する署名済みの宣誓書(affidavit)を求めます。記録は通常監査対象ではありませんが、必要に備えて5年間は保存しておくと安全です。
トランプ政権は具体的にどのような変更を加えましたか?
オバマ政権が2016年に個人単位の人対人旅行を認可したことで、教育目的の渡航が急増しました。トランプ政権は非学術的な教育交流を団体旅行に限定し、旅行記録の提出を義務付けました。さらに、キューバ軍が所有・運営するGAESA(ホテル、レンタカー、レストラン、マリーナ、ツアー会社など)との取引を禁止しています。詳細は米財務省のファクトシートをご参照ください:www.treasury.gov。

この変更はすぐに適用されますか?
いいえ。2017年6月16日以前に予約された旅行は従来の規則のまま実施されます。新たな制限は90日後、すなわち2017年秋頃から本格的に適用されます。
米国旅行者にとって実務的に何が変わるのか?
個人単位の「教育」旅行は終了し、書類提出や監査が厳格化される見込みです。GAESA系ホテル(例:Gaviota)は利用を避け、プライベートの
キューバ側の観光産業への影響は?
混乱と米国旅行者数の減少が予想されます。2016年には60万人以上(前年比34%増)と急増しましたが、価格競争が激化し、ホテルは値下げ、航空会社は便数削減、民間事業は売上減少のリスクに直面します。グレーゾーンの取締りは不透明です。

米国内からフライトやツアーを予約するには?
商業フライトは2016年に再開され、JetBlueなどがフロリダ・フォートローダーデールから就航。2017年時点で週100便超が運航していますが、規制強化に伴い減便の可能性もあります。チャーターはCuba Travel Services(cubatravelservices.com)、ABC Charters(abc-charters.com)、Marazul(marazul.com)が提供。Insight Cuba(insightcuba.com)の団体パッケージは規則遵守が容易です。
米国人がAirbnbを利用できるか?
はい。クレジットカードで支払うホームステイは引き続き利用可能です。
ビザ(観光カード)の要件は?
全員が約85米ドルの「観光カード(Tourist Card)」を取得する必要があります。通常は航空会社やクルーズ会社が手配しますが、予約時に必ず確認してください。
キューバで米国クレジットカードは使えるか?
利用は限定的で、現金の持参が必須です。米ドルはCUCに換算され、13%の手数料がかかります。

今後の見通しは?
政治的なレトリックは続きますが、オバマ政権の成果が完全に覆されるわけではありません。禁輸措置は依然として存続しています。詳細はLonely PlanetのThorn Treeキューバフォーラムで議論されています。




