ラパ・ヌイ(イースター島)で楽しむサーフィンガイド
世界的に謎めいたモアイ像で知られ、地球上で最も孤立した有人島と称されるイースター島(ラパ・ヌイ)。毎年約7万5千人がこのポリネシアの宝石を訪れ、壮大な石像を鑑賞しますが、サーフィンが島の歴史に深く根付いていることはあまり知られていません。
ポリネシアの最初の定住者は海を渡り、生活の糧として海の恵みを利用していました。考古学的調査により、彼らが移動や漁に用いた原始的なサーフボードを作っていたことが分かっています。現代サーフィンが本格的に根付いたのは1990年代初頭で、以来、世界でも最大級で魅力的な波が多くのプロサーファーを惹きつけています。
サーフシーズンの最盛期はラパ・ヌイの冬、すなわち1月・2月です。透明度の高い波が青空の下に押し寄せます。年間を通じてサーフィンは可能ですが、風向きや雨、潮汐に注意が必要です。特に干潮時は岩が露出するため、ハイタイドの時間帯に乗ることをおすすめします。
初心者はハンガロア中心部に近いピアビーチの浅い湾が最適です。潮が満ちたときの穏やかな波は、初めてのサーフィンにぴったりで、岸辺から友人が見守ることもできます。上級者でもここでフリップやトリックの練習が可能です。
レッスンはカジュアルながらもプロの指導が受けられます。ハンガロアの観光案内所横にある、オレンジ色の壁が目印の藁葺き小屋で受講できます。地元プロのマイ・テアオがほぼ毎日(天候次第)レッスンを開催。予約は事前に電話(09-212-0473)で。波や潮、天気はチリ軍の観測所が提供する情報でチェックします。1時間のプライベートレッスン(ボード・ウェットスーツ込み)は20,000チリペソ、グループは1人あたり15,000ペソです。半日レンタルは10,000ペソで、テアオはラパ・ヌイのサーフィン文化や古代の海の神話、部族の伝承も交えて教えてくれます。
スキルが身についたら、島のブーメラン形状の地形を探索しましょう。上級者に人気なのは南側のパカ・アイやパパ・タンガロアの湾です。西側のタハイやマタ・ヴェリはインドネシア並みのパワーが特徴で、タハイは激しい破壊波、マタ・ヴェリは長いライドが楽しめ、スタイル重視のサーファーに最適です。波の高さ、エアタイム、ラインの多様さが魅力です。
実用情報
宿泊はハンガロア・リゾートが最上級。オロンゴ村の形状を模した石と木のスイートは、ラノ・カウ火山口の景観を感じさせます。島唯一の町、ハンガロアの端に位置し、静けさと観光スポットへの徒歩アクセスの両立が魅力です。
航空はLAN航空がサンティアゴとリマから直行便を運航。サンティアゴ発は週6便(火曜なし)、リマ発は週2便(水曜・日曜)です。




