セーラム市、プロクターズ・レッジに記念碑建設計画を発表
プロジェクト概要
昨年、地元の学者や研究者のチームが、1692年のセーラム魔女裁判で無実の犠牲者が処刑された場所を特定しました。この発見を受け、セーラム市は複数の個人や団体と協力し、永久的な記念碑の計画を策定しました。記念碑は、ランドスケープアーキテクトのマーサ・リヨン氏、地元史家、セーラム住民、犠牲者の子孫、そしてセーラム賞財団やギャロウズヒル・プロジェクトチームなどが協力して実現される予定です。
資金とスケジュール
プロジェクトの完成は今年の春または夏を目標としており、セーラム魔女裁判325周年の記念に合わせる計画です。市は記念碑の建設・維持のための資金調達も進めています。ポープ通りとプロクター通りの清掃作業や記念碑の配置・建設仕様は、コミュニティ保存法(Community Preservation Act)による174,000ドルの助成金で賄われました。
市長のコメント
セーラム市長キム・ドリスコルは、記念碑の重要性について次のように語っています。「セーラムは過去の教訓から常に学び続けています。『No Place for Hate』委員会の設立や画期的な差別禁止条例、そしてセーラム賞財団の活動など、歴史から得た教訓が現在の行動に直結しています。325周年を迎えるこの時期に、犠牲者への不正義を認識し、包括性と正義の価値を再確認するために、この場所を記念碑として残すことは、コミュニティが一堂に会し、共に歩む絶好の機会です。」
デザインと今後の進捗
記念碑は、歴史家が処刑が行われたと考える岩場から下り坂になる設計です。丘の下部、ポープ通り側には円形の空間が石壁で囲まれ、犠牲者の名前が刻まれます。地面から光が上向きに投射され、各名前を照らします。中心には耐久と尊厳を象徴するオークの木が配置されます。現在、プロクター通り側の作業が進行中で、訪問者の安全な交通導線の確保が優先課題となっています。また、敷地全体の清掃と、訪問時にプライバシーを保つ植栽計画も検討中です。




